対象:新築工事・施工
現在上棟が終わり金物の確認をすると疑問に感じる点が有りますのでご教示下さい。
建築会社から頂いた資料だとN値計算にて1Fが(ち)、2Fが(と)となっていますが、
1F柱脚にはHD金物が付いていますが、柱頭にはHD金物は付いていません。
現場監督に質問すると在来は同一品が取付くが、金物工法の場合、1F柱頭は2FのN値に対する耐力がかかる。
よってホゾパイプとドリフトピンのみで柱頭は対応している。との回答でした。
告示1460号の解釈からすると疑問に思うし根拠提示が無い為より疑問に思いますが正しいのでしょうか?
かんつうさん ( 広島県 / 男性 / 33歳 )
回答:1件
柱脚と柱頭の金物について
横浜の設計事務所です。
金物工法は無垢材対応のものをよく使いますし、横浜市の耐震診断士もやってます。
N値は在来仕口でも金物仕口でも同じ考えです。
特殊な認定工法(SE工法など)以外は、金物仕口でも在来工法に分類します。
(ち)だと20KN、(と)は15KNの耐力を必要としています。
1Fや2Fの柱頭と柱脚はそれぞれ同じ耐力の金物を使います。
1Fの柱脚で20KNでしたら1Fの柱頭も20KNです。
2Fの柱脚で15KNでしたら2Fの柱頭も15knです。
1Fの柱頭と2Fの柱脚を同じ金物で連結する場合は大きい方に合わせます。
大抵は1Fの柱頭ですが。
ここが通し柱の場合は、1階柱脚は20KNで2階柱頭は15KNでOKです。
柱頭の金物が15KN用でしたら選定が間違っていますので手直しが必要です。
この場合、5KN分の金物を足せばいいかと言うとそうはいきません。
同じ金物であれば足し算はOKなのですが、異種の金物の足し算はNGとなっています。
したがって、20KNの金物(通常の在来用後付金物でOKです)を新たにつけてもらってください。
現状のものはそのままで大丈夫です。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
補足
ホゾパイプとドリフトピンでも20KNのものはありますので、それを確認してもらってください。
プレカットの会社が金物を選定してると思うので、単に現場監督の説明がおかしいだけかもしれません。
評価・お礼
かんつうさん
2013/10/04 12:53早速のご回答ありがとうございます。
頂いた回答に対し以下の疑問点が有りますので出来れば再回答いただければ嬉しいです。
まず私の金物工法という表現がまずかったでしょうか…失礼しました。
詳しく書きますとタナカのSSマルチ工法というピン工法で施工されています。
柱・梁は集成材で、質問箇所は管柱の隅柱になります(通柱は一切無いです)
これが認定工法か否かは現在私は把握しておりません。
このSSマルチのホゾパイプ(MHP-178)が隅柱の柱頭に入っていますが、これの耐力は成績証及び設計図書から15kNと確認しています。
仮に認定工法であっても1回柱頭は小松原様のおっしゃるとおり柱脚と同じく20kN以上の耐力とするべきと思いますがいかがでしょうか?
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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