対象:住宅設計・構造
いつもお世話になっております。
二世帯を設計中です。
だいぶ進んできたのですが、寝室の窓のとりかたに悩んでいます。
状況ですが、
○北‥腰高窓
西‥一面クローゼット 1.5間
南‥出入り口
東‥階段
北にしか開口部がないので、通風が心配なので、収納を少し削り、窓を取るかどうか検討しています。
○ちなみに小屋裏収納を六畳とってあります。
○ベッドなので、ふとんスペースはなくてもよい。
ただひとつ気になるのが、西日です。
窓をとることで、夏の夜が暑くなるのでは‥‥
(冬は暖かそうですが)
通風と西日、どちらを重視したほうがよいでしょうか?
よろしくお願いします○
追記
建物の西面は4mの道路があり、向かいに家が建っています。
もしくは
momoryuさん ( 愛媛県 / 女性 / 39歳 )
回答:2件
二世帯住宅の寝室
はじめまして やすらぎ介護福祉設計 斉藤と申します。
居室は「採光率」の計算で、必要な窓の面積が決められますが、北側1面で採れる前提で宜しいでしょうか。
二世帯住宅の寝室ということで、親世帯が使用する場合 具合の悪い日などは一日中臥床状態になる場合も想定されます。
北側近隣の状況が分かりませんが、おそらく日照による日差しは期待できず、一日中 電灯に頼ることになるのではないでしょうか?
その点から西側に窓を設けることは、西日であっても有効だと感じます。
ガラスを熱反射の優れたものを使用することで、夏の西日の脅威は多少なり還元されます。
西側に面して道路があることは、通風や景観に有利ですが、欠点としては交通量の多い道路の場合、騒音が気になると思います。
ただし、二重窓などで遮音することも可能でありますので、個人的には西側に窓を設けることをオススメ致します。
ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
志田 茂
建築家
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通風のために窓がないといけないか
ご相談の重点が通風だとして
風通しを良くするためには外部に面した窓があるのに越した事はありません。
でも、必ずしもそうではないのです。
部屋だけで考えれ窓が必要ですが、家全体で考えた時に、その部屋の窓と家の他の部分の窓とで風の出入りを考えればいいわけです。その風の通り道に「開く部分」があれば風が通ります。
ではその「開く部分」は何かというと、一つは部屋に入るドアです。一般的にドアは天井一杯までの高さではありませんから、部屋の上の空気の流れがあまりよくありません。
そこで、ドアではなく引戸にしてできるだけ背の高い戸にすれば、開けっぱなしにできますし風の通りもよくなります。
また、階段側に面して開閉できる窓を作る事も効果があります。(その場合、「住宅」という事で問題ないと思いますが、設計者に確認してください。)
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写真は、北向きの土地に建つ3階建ての2世帯住宅です。
一つは、3階の廊下です。バルコニーの窓(左)と個室の入り口の引戸(右)を写しています。窓から入る風と光を個室の入り口の引戸を利用して取り込みます。
もう一つは、2階のリビングの階段側の壁を写したもの。階段に面してガラスを入れたので、光を部屋に取り込む事ができます。
⇒ 北向きの家、家族7人の2世帯住宅 : No.4(ナンバーフォー)
http://s-coco.net/works/No.4/No.4_0.html
以上、ご参考にしてください。
志田茂建築設計事務所
志田
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