対象:子供の教育・受験
私(日本人)は中国系オーストラリア人の旦那と国際結婚です。
子供が長男4歳、次男2歳です。
現在オーストラリアに住んでいます。
私はこのまま学校もオーストラリアの学校でと思っていたのですが、
旦那は小学校は日本でと思っているようで、意見が対立してしまいました。
旦那の意見は、自分も高校留学から英語圏に行って、今では現地の人と変わらずに英語も話せる上に、仕事も立ち上げました。英語は語学の中で一番勉強しやすい語だから、それよりも日本語を先に勉強した方が先だというのです。
日本語は漢字、カタカナ、ひらがなとあるのでしっかり読み書きできたほうがいいと。
でも私は、せっかく英語圏にいるんだから、小さいときから英語圏の学校にいるほうが、発音やアクセントも綺麗に話せるんじゃないかと思うんです。
日本語は私が教えるか、週に1回の補修校に行って補えばいいかと思っているのですが、それくらいでは日本語習得は難しいでしょうか?
旦那は英語は話せますが、自分が英語がすごく得意なほうではないので、子供には英語英語・・・と思ってしまうのですが・・・。旦那の意見のほうが正しいのでしょうか。
もし小学校を日本で過ごして、中学からオーストラリアに行くと大変でしょうか?
ずっと意見が対立して結論がでません。
旦那の仕事の場所に関わらず、子供のことだけを考えた場合でアドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願い致します。
バブルティーさん
(
滋賀県 / 女性 / 33歳 )
回答:2件

加藤 和子
料理講師
-
日本に来てまでの学校選びは反対です。
現在はオーストラリアにお住まいなのですね。ご両親共に英語が話せるのなら、今は英語でお話をしているのですよね。英語、米語、オーストラリア英語と発音が違っていると思います。発音を直すのは大人になってからでも充分と思います。
ズーーっとオーストラリアで生活をするようでしたら、お子さんたちはお友達とも英語でお話をすると思います。ですから、日本語の学校の方がいいように思います。
しかし、お子さんを日本の国で日本語となると、ご両親と離れての生活になりますね。
小学校でご両親と離れての生活には反対です。
現地で日本語学校があると思いますので、そちらに通学するのは難しいですか?
日本語学校がないのでしたら、貴女がおっしゃるように、近くの学校に通わせて、貴女が日本語を教え、補習校に通う生活の方が、お子さんの精神は安定すると思います。
子供たちだけ日本に来てまで日本語を習得するには、リスクが大きすぎると思います。

宇多 藍子
英語講師、教育者、講演家
-
言語とともに文化的な部分も考慮してみては?
はじめまして、英語講師の宇多藍子です。
日本人の方に英語、また外国籍の方に日本語を教えているので、
両方の視点からお話したいと思います。
英語と日本語とどちらかということですが、
もし私がバブルティーさんの立場であれば、
言語からもう一歩進んだところで、
文化的にどのような教育をしたいのかを考えます。
言語の習得のみであれば、どちらの環境でも
努力次第でバイリンガルにすることが可能でしょう。
努力とは日本語学校や補講を利用したり、
お母とは日本語、ご主人とは中国語、
3人の会話は英語とすることで、習得可能です。
さて、ここで言葉以上に「文化」について
考えてみることも必要かなと思います。
将来的にお子さんが日本で仕事をする場合、
流暢な日本語は必須ですが、それ以上に日本の社会の中で
きちんと振舞えるかが見られることと思います。
海外で育ち日本語が完璧な日系の方が
日本で働く際の、指導をした経験があります。
妙にぎこちないお辞儀、身振り手振りから始まり、
最終的には上手な謙遜の仕方や、社交的なこと等、
言語以上に「自然に日本人らしく振舞える」ことを
後から学ぶのはとても大変なようです。
振る舞いは、子どもの頃から周りを見たり、
時にはしかられたりして習得していくものですので、
大人になってからですと、なかなか学ぶ機会が
見つからないのではないでしょうか。
もちろん、今後もオーストラリアですごし、特に帰国予定はないのであれば、
あまり日本的な振る舞いの教育は心配しなくても良いかもしれません。
逆に英語はというと、英語=ひとつの文化ではありません。
個人の文化的背景を踏まえつつ、
マナーなどは柔軟に対応していくことで、対処できます。
ご主人そのように、英語を使ってオーストラリアで仕事をなさっていることでしょう。
結論として、言語はご両親の取り組み次第で
どの環境でもバイ(トライ)リンガルになれるのではないか。
一方で、オーストラリアで育ってしまうと、
将来的に日本の保守的な環境で、日本人として働くことは
文化の差という面で難しいかもしれない、ということを考慮したいですね。
日本は、世界にもまれに見る、とても文化的に豊かな国です。
言語以上に、この国でお子さんが得られるかもしれないものも
考える価値があるのではと思います。
(現在のポイント:-pt)
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