対象:独立開業
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欧州に住んでおり、ネットショップにて雑貨販売を考えています。
そこで、エンドカスタマーに直接商品を送る場合、金額によりお客様が関税を払わねばならないと思うのですが、
一般のお客様にとっては商品以外にもお金を支払わねばならないということになり、
それがネガティブな印象を与えないかどうか心配しています。
他の海外在住で日本に販売している方は普通に正規の販売金額を申告して日本の顧客に発送しているのでしょうか。
もしくは、一度まとめた在庫を日本の実家に送り、実家から国内発送する手もあるなと思ったのですが、その場合発送が国内となり、それにより発生する消費税等はあるのでしょうか?
ちなみに、決済はPaypal等で直接私の現地の銀行口座に入る様にするので、日本から日本の口座への支払いは考えていないので、この場合も消費税は発生しないでしょうか。
まとまりのない文章で恐縮ですが、何卒アドバイス頂ければと思います。
宜しくお願いします。
mametaさん ( 兵庫県 / 女性 / 27歳 )
回答:1件
原則としてすべての輸入には課税されます。
mametaさんこんにちは。
輸入に当たり、mametaさんの顧客に直接販売・配送した場合とmametaさんのご実家を経由した場合に関税や消費税がどのように発生するかについてですね。
輸入とは海外の財貨・サービスを日本国内に持ち込むことを言います。売買取引があるかどうかは関係ありません。課税価格は通常は申告金額で処理されますが、同種又は類似の貨物に係る取引価格と乖離する金額の場合、同種又は類似の貨物に係る取引価格が採用される可能性があります。(税関 課税価格の計算方法:http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/kanzeihyouka/keisan_index.htm)
したがって、mametaさんから直接配送を受けた場合、mametaさんの顧客は税金(この場合関税と消費税(輸入に当たり関税だけでなく消費税もかかります)と品目によりその他の税金)を支払う必要があるのはもちろん、実家を経由する場合もmametaさんのご実家は、税金を払わない限りmametaさんから配送用の商品を受け取ることはできません。結局、発生する税金はmametaさんの顧客に転嫁されることになります。
さらに、mametaさんのご実家は配送という役務を提供することになる場合、これにより所得が発生すれば、所得税がmametaさんのご実家に課税されることになります。無料でやっていると主張したとしても、税務署が海外に利益を移転しようとしていると判断すれば課税される可能性があります。この件は事前に所管税務署に確認しておいた方がよいでしょう。
このため、関税や消費税に関し、ご実家を経由させるメリットはあまりありません。個人輸入(税関 3001 個人輸入とは 国際宅配便の通関のフローチャート(カスタムスアンサー):http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/kojin/3001-2_jr.htm)の形をとった方がすっきりするでしょう。mametaさんの取り扱い商品が雑貨とのことで、金額がそれほど高くないのであれば、課税価格が1万円以下の場合免税になったり、一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合簡易税率が適用されたりします。(税関 少額輸入貨物の簡易税率:http://www.customs.go.jp/tsukan/kanizeiritsu.htm)
厳密に税金がいくらかかるかは、事前教示制度(税関 1402 関税評価に係る事前教示制度について(カスタムスアンサー):http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1402_jr.htm)を使って税関に問い合わせるとよいでしょう。一般的に貿易に関しての税金について知識のある人は少なく、納得感をもって説明できれば事業の拡大にはプラス要因になると思います。
mametaさんの事業の拡大をお祈りいたしております。
回答専門家

- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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