私道の整備について

ハッピーハウスの真山（さのやま）です。

私道の整備は、所有権を持っている
私道の所有者が行います。

逆に言うと、他人の物（今回は私道）に
勝手に手を加えることはできません。

共有持ち分の場合は、民法第252条に基づいて、
共有者の持分の価格に従って、
その過半数で決めることになっております。

今回、問題となっている私道の所有者が
単独で所有権をもっている場合は、
その所有者が承諾をしない限り、
市も整備をすることができません。

仮にでこぼこの砂利道であっても、
道路として通常の通行ができるのであれば、
それ以上の要求は難しいと思われます。

私道が共有持ち分で、いやがらせをしている方の
持分が価格に従って過半数以下であれば、
残りの方々が協力して管理をすることは可能だと思われます。

今回、お聞きしている範囲においては、
所有者が市の整備を拒絶しているので
これ以上のやりようは難しいと思われます。

どうしても協力してもらえないときは、
私道を使用する人々でいくらかお金を包んで、
私道の所有者に対して市の整備に協力して
もらえるようお願いするなどが現実的な
解決策なのかもしれません。

また、もし、でこぼこがひどくて、
通常の通行に支障をきたすレベル
（例えば、身体に危険が及ぶレベル等）であれば、
一度、市の方にも相談してみると良いと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。