対象:独立開業
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初めての個人事業で、素人の質問で申し訳ありませんが、
お教えいただけると助かります。
近々、自宅での個人事業を開始を考えて
プライベート口座とは別に、個人事業用の銀行口座を開設させる予定です。
現在は家賃・通信費・水道光熱費(ガス・水道・電気)は
プライベート口座(プライベートのクレジットカードを通しています)から引き落としています。
よく他サイト等で、家賃・通信費・水道光熱費等の引き落としを
個人事業用の口座にしておくと経費にでき、後々に楽になると目にするのですが、
クレジット会社への連絡等の手間がかかりますので、
出来れば、今のままプライベート口座からの引き落としにしたいのです!が、
後々、どのような面倒な作業が待っているのでしょうか?
単純に経理的に分かりやすくなることは、なんとなく分かるのですが・・・
やはり、個人事業用の口座引き落としにした方がいいのでしょうか?
補足
2012/05/25 23:26やはり、青色申告を申請し、家賃などの家事按分は5割で設定したいと思います。(狭い家なので…)
お答えとしては、「青色申告のソフトを使用すれば簡単」とのことですので
事業用口座を開設して事業用としてメインに使用し、
家賃・水道光熱費・通信費は現状のまま、プライベート口座(プライベートのクレジットカードを通しています)からの自動振替でも、何も問題ないということですね。
新たなご質問です。
水道光熱費の領収書は毎月届きますが、家賃や一部通信費の領収書は届かないのですが
青色申告用にクレジットカード会社の明細やプライベート口座通帳など
支払いが明記されているものは提出できるように残しておいた方がよいのでしょうか?
又、パソコン(Mac)の使用歴は長いのですが、
経理に携わった事がないド素人でも青色申告のソフトを使用できるのでしょうか?
ご返答いただけると幸いです。
サンクルクルさん ( 東京都 / 男性 / 37歳 )
回答:2件
事業用の経費は、事業専用口座での管理が望ましいでしょう
個人事業の経費の引き落とし口座についてのご質問ですね。
具体的な経費の計上基準や家事按分の方法については、すでにご回答されておりますので、私からはプライベート口座から引き落とす場合の留意点について述べたいと思います。
プライベート口座からの引き落としでも経費として認められますが、個人事業の経費管理で重要なことは、仕事とプライベートのお金の出入りをきっちり分けることです。
サンクルクルさんの場合、「事業用口座を開設して事業用としてメインに使用」とのことですので、家賃・水道光熱費・通信費の支払いはプライベート口座(プライベートのクレジットカード)、家賃・水道光熱費・通信費以外の支払い及び収入は事業用口座を使用ということですね。この場合、記帳の際にプライベート口座の引き落とされた金額の明細書を見ながら、プライベートの費用と事業用の費用を選別する作業をしなければなりません。
そのうえ、税務調査があった場合には、プライベート口座の通帳やカードの利用明細も提出を求められる可能性があります。このように、事業用の経費をプライベート口座から引き落とすと事務処理が煩雑になるうえ、事業用の資金と個人的な生活費が明確に区別できなくなり、事業上の儲けを正確に把握できなくなってしまうことも多々あります。
出来るだけ事業用の経費は事業用の口座から引き落とされるようにすることをお勧めいたします。
また、事業上の家賃・水道光熱費等は事業用口座、生活上の家賃・水道光熱費等はプライベート口座からの引き落としにするのがベストですが、自宅と事業所を兼ねているため、それが不可能な場合は、使用割合に応じて個人の費用と事業の費用に分けていきます。そうすると、事業主と個人との間でお金のやり取りが起こるため、青色申告をする場合は(複式簿記で帳簿を作成する必要があるため)、それらを、「事業主貸」「事業主借」という名前(勘定科目)で管理をしていきます。
詳細な記帳方法につきましては、青色申告会などでも指導が受けられます。
以上の点をふまえ、事務作業の煩雑さを考慮のうえ、決定されるとよいでしょう。
事業用の現金と事業主の個人的な生活費としての現金を明確に区分することができるかどうかがポイントです。
サンクルクルさんのご成功を心よりお祈りいたします。
補足
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次回以降の、質問時に利用をご検討下さい。
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評価・お礼
サンクルクルさん
2012/06/12 15:17小松様
ご返答ありがとうございます。
開業前で分からない事が分からない状況ですので、このような簡単明瞭なご説明は大変助かります。
自宅での事業ですので、上手く事業用とプライベート用の現金を分けていきたいと思います。が、また「この専門家に質問!」で質問させていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答専門家
- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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掛川 幸子
現場力強化・EQ人材育成スペシャリスト
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事業でどのくらいを使用するかです。
こんにちは。イーアンドシーエスサポートの掛川幸子です。
自宅での個人事業ということですが、何の事業を始められるのかが分かりませんので
明確な答えではないかもしれませんが参考になれば、と思います。
ご自宅の中でどの部分の面積を事業でご利用になられるかで、「家事按分」という形で
電気代の何割・・・とかで経費に計上できます。
ご自宅なわけですから、電気代は全てが事業で使うわけではないので、「生活の中の何割を仕事の経費で必要としているか」という意味です。
私は昔会社を設立する前は個人事業からスタートしました。コンサルタント業というのはなかなか経費が多くはかからないので、できるだけ控除の多い青色申告をしていました。
そうすると、毎月の経費の中で、家賃、水道光熱費、通信費は経費に計上していました。
最終的に決算期に「家事按分」ということで、生活の中の3割を仕事で使用している・・・という形で設定すれば、年間の使った金額から3割が経費として計上されます。
あと、ガソリン代なども家事按分で経費にしておりました。
(青色申告のソフトを使用すれば簡単です)
また携帯代は主人が家族全員のものを一括ではらっておりましたので、「携帯代を現金で支払った」等の項目があり、携帯代もそうして経費にしておりました。
私はコンサルタントなので、家族の新聞以外に日経を仕事用にとっておりましたが、支払いは家族が一緒に払っておりましたので、その新聞代も日経ぶんだけ
「新聞代を現金で支払った」という項目で経費にしておりました。
もちろん全部領収書などもきちんと取っておかなければいけません。単に事業の収支というものだけは、別の通帳を作ったほうが、わかりやすいでしょうね。
青色申告は近隣の「青色申告会」で教えてくれますので、それでかなりの税金の控除ができるので助かります。もし、またお聞きになりたければ、ご質問ください。
評価・お礼
サンクルクルさん
2012/06/02 01:26掛川様
ご返答ありがとうございます。
事業としては1人でネットショップ開業ということをお伝え忘れておりましたが
具体的な分かりやすいご説明をいただき大変役に立ちました。
また、質問を補足に書かせて頂きますので
ご返答いただけると幸いです。
掛川 幸子
2012/06/02 02:11家賃は毎月同じですので、決算月にまとめて12か月分・・として入力して家事按分しました。領収書などはあればよいですが、「青色申告」というのは帳簿をつけているからレシートの提出を免除されているものなので(自分では保管しておかねばなりませんが)大丈夫です。領収書がなくても通帳に「どれだけ支払ったか」などいつでもわかるようにしておきさえすれば、万が一税務署からチェックが入っても安心です。
青色申告のソフトの使い方はお近くの「青色申告会」へ入られると良いと思います。(年間10000円くらい)入力方法も教えてくれながら一緒にやってくれますし、予約制でマンツーマンで一緒にやってくれるので、安心でしたよ。
(現在のポイント:-pt)
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