対象:独立開業
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事業用の経費は、事業専用口座での管理が望ましいでしょう
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個人事業の経費の引き落とし口座についてのご質問ですね。
具体的な経費の計上基準や家事按分の方法については、すでにご回答されておりますので、私からはプライベート口座から引き落とす場合の留意点について述べたいと思います。
プライベート口座からの引き落としでも経費として認められますが、個人事業の経費管理で重要なことは、仕事とプライベートのお金の出入りをきっちり分けることです。
サンクルクルさんの場合、「事業用口座を開設して事業用としてメインに使用」とのことですので、家賃・水道光熱費・通信費の支払いはプライベート口座(プライベートのクレジットカード)、家賃・水道光熱費・通信費以外の支払い及び収入は事業用口座を使用ということですね。この場合、記帳の際にプライベート口座の引き落とされた金額の明細書を見ながら、プライベートの費用と事業用の費用を選別する作業をしなければなりません。
そのうえ、税務調査があった場合には、プライベート口座の通帳やカードの利用明細も提出を求められる可能性があります。このように、事業用の経費をプライベート口座から引き落とすと事務処理が煩雑になるうえ、事業用の資金と個人的な生活費が明確に区別できなくなり、事業上の儲けを正確に把握できなくなってしまうことも多々あります。
出来るだけ事業用の経費は事業用の口座から引き落とされるようにすることをお勧めいたします。
また、事業上の家賃・水道光熱費等は事業用口座、生活上の家賃・水道光熱費等はプライベート口座からの引き落としにするのがベストですが、自宅と事業所を兼ねているため、それが不可能な場合は、使用割合に応じて個人の費用と事業の費用に分けていきます。そうすると、事業主と個人との間でお金のやり取りが起こるため、青色申告をする場合は(複式簿記で帳簿を作成する必要があるため)、それらを、「事業主貸」「事業主借」という名前(勘定科目)で管理をしていきます。
詳細な記帳方法につきましては、青色申告会などでも指導が受けられます。
以上の点をふまえ、事務作業の煩雑さを考慮のうえ、決定されるとよいでしょう。
事業用の現金と事業主の個人的な生活費としての現金を明確に区分することができるかどうかがポイントです。
サンクルクルさんのご成功を心よりお祈りいたします。
補足
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次回以降の、質問時に利用をご検討下さい。
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評価・お礼
サンクルクル さん
2012/06/12 15:17
小松様
ご返答ありがとうございます。
開業前で分からない事が分からない状況ですので、このような簡単明瞭なご説明は大変助かります。
自宅での事業ですので、上手く事業用とプライベート用の現金を分けていきたいと思います。が、また「この専門家に質問!」で質問させていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答専門家
- 小松 和弘
- ( 東京都 / 経営コンサルタント )
- ホットネット株式会社 代表取締役
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