対象:お金と資産の運用
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現在もっている二つの投資信託を解約すべきかどうか迷っています。
持っている投資信託は
・通貨選択型エマージング ボンド ファンド(ブラジルレアルコース)(大和住銀)
・ダイワ/フィデリティ・アジア・ハイ・イールド債権ファンド(ブラジルレアルコース)(大和投信)
です。
どちらも1000円~1300円も基準価格が落ちてしまいました。
まだ購入して3ヶ月ぐらいです。
以前投資で大失敗してしまった経験がありこれからはガッチガッチに安全なものと思っていたのですがついその時相場も上がり調子だったので購入してしまいました。
私の担当の方は「投資信託は90%が為替なので自分はこれから円安になると思っているので慌てて解約するのはどうかと思う。」と言っています。
しかしギリシャ問題が再燃してマーケットがこのように下がり調子になっていますし
しばらくいい材料がなさそうですので私はいてもたってもいられない状態です。
二つで350万ですが今すぐに必要なお金ではありませんので中長期の投資でと考えています。
今解約するべきかどうか?また解約するタイミングは?そして解約した場合、次の安全な投資先は?
たくさん質問してしまいました。ごめんなさい。
どうぞよろしくお願いいたします。
補足
2012/05/17 14:45この投資信託を解約した場合は次は安全第一な投資をしたいと考えています。
にこにこみなさん ( 神奈川県 / 女性 / 46歳 )
回答:1件
いくつかの問題点をご指摘します
にこにこみな様、はじめまして。
FPの森本直人です。
ご相談の件、もちろん、ここであきらめてしまうのも、ひとつの判断ですが、今回の投資は、資産運用の基本が踏まえられていないようなので、いくつかご指摘させて頂きます。
1.運用目的や投資計画をつくる
価格変動を伴う資産運用は、当然ながら上がりもすれば、下がりもします。
この点は、理解した上でスタートしたはずなので、今迎えている値下がり局面は、予想の範囲内だったことになります。
ですので、事前に、値下がりしたらどうするのか、持ち続けるのか、解約するのか、あるいは、買い増すのか、といったことを計画の中で決めておく必要があった、ということです。
それと、運用目的や投資計画は、冷静な判断ができる第三者のアドバイザーと共有しておくのが、ひとつのコツです。
資産運用は、知識以上に、感情のコントロールが重要です。
2.投資対象を分散させる
お書き頂いた投資信託は、いずれもブラジルレアルコースで、レアルの為替リスクをとり過ぎています。
レアルは、高金利通貨ですが、過去データからは、為替の変動幅が非常に大きいことが分かります。
なお、地域、通貨、資産の種類を分散させることは、リスク軽減のひとつの方法です。
また、投資タイミングの分散も考えた方がよかったかと思います。
3.勧められるがままではなく、自分で理解する
以前に投資で大失敗した経験があるとのこと。
その時の反省点は、今回に活かされていますか?
ちなみに、一度も失敗せずに、投資で成功する人は少ないです。
過去どんな失敗だったのかを思い出して、失敗経験から学ぶことも重要です。
自分で調べる、あるいは、答えではなく、答えを導き出すためのプロセスをサポートをしてくれる専門家に一度相談するのもよいと思います。
また、この投資信託を解約したあとは、安全第一な投資をしたいとのこと。
理論上の安全資産は、円預金などです。
ただ、日本の財政問題を考えると、将来的に、年金削減、大増税、あるいは、インフレといったことも予想され、老後生活資金が枯渇するリスクをみなさん抱えています。
その場合、資産運用をまったく考えないことが、むしろリスクになることもあります。
何が一番安全なのかは、広い視野で考えて、判断してみてください。
以上、ご参考です。
評価・お礼

にこにこみなさん
2012/05/18 14:31ありがとうございます。
今度はこの経験を学習したいと思います。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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