対象:住宅設計・構造
2×4で2階のひとつの耐力壁線区画の中に
10帖の部屋と浴室・トイレ・階段がある間取りですが
耐力壁線上にない壁にも下がり壁が必要と言われました。
該当する壁の上に小屋裏収納があるからだそうですが
耐力壁ではないなら下がり壁でつなぐ必要はないのでは?と
シロウト考えで思うのですがどうなのでしょうか。
あとツーバイフォー工法は廻淵が必ず必要なのでしょうか?
廻淵がないクロスの張り方にするには
どうすれば良いのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
augs55Rさん ( 和歌山県 / 男性 / 34歳 )
回答:1件

富樫 孝幸
建築家
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下がり壁とマグサ
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
ツーバイフォー工法は在来工法と違い、判りづらい部分も多いかと思います。
大きくは床根太と縦枠、そしてマグサで構成された構造です。
開口部には、かならずマグサと呼ばれる水平部材が入ります。
上部の加重を受ける場合、マグサ部材の高さは大きくなりますし、
加重を受けない場合、小さくなります。
いずれにしても、マグサは入ります。
マグサを上まで上げたとしても、高さが大きければ
見た目に「下がり壁」として見えてきます。
耐力壁区画に限らずマグサは入ります。
これが一般的なツーバイフォー工法の構造です。
廻りブチを見せない方法は、一般的に壁と天井でクロスの貼り分け。
あるいは塩ビ製の見切り材を使うことで容易にできます。
写真を参考にされてみてください。
素敵な家ができたらいいですね。
評価・お礼

augs55Rさん
2012/06/18 23:34お礼が遅くなりすみません。
いろいろ2×4の展示場を見て回って廻淵がない家もありました。
建築会社に伝えたのですが、コストがかかると言って良い返事がありません。
どう伝えればいいんのでしょうか?
今のところ高さの低い廻淵に変更との話をいただいています。
ん〜スッキリした天井にしたいのですが・・・

富樫 孝幸
2012/06/19 11:27コメントおよび高い評価をいただき、ありがとうございます。
廻りブチの有無は、工法とは関係なくできます。
コスト的には、廻りブチのない納まりのほうが使用する部材も
少なくなりローコスト化できるのが一般的な考え方です。
ただし、住宅メーカーなど、廻りブチをつけることが
標準仕様となっているため、現場ごとに個別の対応を行わない
というのが理由だと思います。
廻りブチをつけて納めるのでしたら
白い塗装の細い廻りブチ(既製品があります)+白い壁材(クロスなど)
同色系で納めるとスッキリと見えると思います。
(現在のポイント:-pt)
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