対象:会計・経理
回答:1件

菅原 茂夫
税理士
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資金の調達先と計上についてご回答致します
はじめまして。税理士・中小企業診断士の菅原と申します。
公庫からの借入は「借入金」で処理しますが、ご主人名義の貯金や保険を解約して得た資金は「事業主借」という科目で処理することが一般的です。
家計の現金預金を事業用に使った場合の個人事業主からの「借入金」を「事業主借」といいます。
例えば、
(1) 事業とは関係ない個人の貯金から500,000円を事業用の普通預金口座に入金した。
(借方) 普通預金 500,000 / (貸方) 事業主借 500,000
(2) 事業とは関係ない個人の保険が満期となり、1,000,000円を事業用の普通預金口座に入金した。
(借方) 普通預金 1,000,000 / (貸方) 事業主借 1,000,000
となります。
公庫からの借入金と異なり、必ずしも返済する必要はありません。返済する場合には「事業主貸」という勘定科目を用いて
(借方)事業主貸 ×× / (貸方)普通預金 ××
となります。
評価・お礼

hiro3933さん
2012/03/19 19:31迅速に、かつご丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。
もうひとつ、よろしければ教えていただきたいのですが、
事業主である自分の講座からのお金の移動はご回答に沿うことになると思いますが、
主人は一般のサラリーマンで事業とは関係なく、私が事業主の場合でも同様でしょうか?
事業とは関係のない主人名義の定期預金や保険を解約して事業資金にあてた場合、
この金額は利益から差し引くことはできないのでしょうか?

菅原 茂夫
2012/03/21 14:39ご質問の文章をそこまで読み込んでいませんでした。
事業と無関係のご主人名義の場合であれば「事業主借」ではありませんね。「借入金」ですね。
利益から差し引くことは難しいです。
税務署から贈与と認定され、110万円を超えると贈与税の納税を指摘される恐れがありますので、返済の意思があるのでしたら借入契約書を作るなりしておいた方が良いと思います。
(現在のポイント:-pt)
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