対象:会計・経理
昨年2月末に勤めていた飲食チェーン店を退職し、3月1日より個人事業主として
勤めていたお店を引き継いで営業することになりました。
食材などは勤めていた会社から仕入れ、家賃やフランチャイズ料を支払っています。
開業準備などもなく、特に元入れ金などもないまま、
店舗は継続して営業している形です。
お店の買い取りや家賃・つり銭・食材在庫や光熱費などは
退職金から差引くとのことで、足りない分は最初の月の請求書に入っていました。
収入 支出 残高
退職金 3,500,000
店舗買取 3,000,000
3月分家賃 220,000
釣銭準備金 150,000
小口残金 50,000
2/28食材在庫 170,000
3月分火災保険料 22,000
水道料(日割り分) 12,000
レジ 100,000 -224,000
この退職金はどのように帳簿につけたらよいのでしょうか。
金銭のやりとりはなく、上記のような計算書をいただいただけです。
帳簿付けも申告も初めてのことで、本もいろいろ読んでいるのですが、
処理の仕方がわからなくて困っています。
よろしくお願いいたします。
handhandさん ( 東京都 / 男性 / 43歳 )
回答:2件
帳簿のつけ方について
handhand様
はじめまして、税理士の及川と申します。
個人事業主としての起業おめでとうございます。
早速、ご質問に回答いたします。
退職金から店舗引継経費を差し引いての請求書なので、とても難しいですよね。
まず、退職金と個人事業主としての事業経費を分けて考えます。
退職金は、税金上退職所得として計算いたします。
個人事業としての収入とは別の計算となります。
退職金の3,500,000円を元手に個人事業を始めたと考えれば、わかりやすいと思います。
帳簿のつけ方(仕訳)としては、以下のようになります。
建物付属設備 3,000,000 未払金 224,000
地代家賃 220,000 元入金 3,500,000
小口現金(釣り銭) 150,000
小口現金(経費) 50,000
商品仕入 170,000
支払保険料 22,000
水道光熱費 12,000
小口現金(レジ) 100,000
ここでは、店舗買取の3,000,000円を店舗設備として考えました。
実際は内容を精査しないと処理はできませんのでご注意ください。
参考になれば幸いです。
評価・お礼

handhandさん
2012/02/22 23:34早々にご回答いただきありがとうございました。
一番の疑問点をわかりやすくご説明いただきありがとうございます。
もやもやがすっきりしました。
店舗買取については、これ以上書かれていないので、
細かく確認したいと思います。
どうもありがとうございました。
回答専門家

- 及川 浩次郎
- (神奈川県 / 税理士)
- 株式会社スリーアローズ 代表取締役
税理士として、FPとして、経営計画と生活設計を複合的にサポート
お客様が目標を達成されたときの満足感、不安を解消されたときの安堵感を、ともにすることが使命。FPとしてのスキルも活かし、税金のみならず「お金」の専門家として、未来に軸足を置いたコンサルティングに注力。事業も個人もトータルにサポートいたします。
及川 浩次郎が提供する商品・サービス

菅原 茂夫
税理士
1
どのように帳簿つけしたらよいか~についてご回答致します
はじめまして。税理士・中小企業診断士の菅原と申します。
退職金→事業主借
店舗買取→固定資産もしくは営業権(詳細見ないとわかりません)
3月分家賃→地代家賃
釣銭準備金→現金もしくは小口現金
小口残金→現金もしくは小口現金
2/28食材在庫→仕入
3月分火災保険料→保険料
水道料(日割り分)→水道光熱費
レジ→現金もしくは小口現金
詳細をお伺いしないと確定しない所はありますが、おおよそこんな感じと思います。
事業を引き継いだのであれば、個人事業主として税務署等に届出を提出しないといけません。特に青色申告などは提出期限が決められています。
都内でしたらお近いですので、お困りの際にはお気軽にご連絡下さい。
評価・お礼

handhandさん
2012/02/22 23:28早々にご回答いただきありがとうございます。
届出などはすぐに出していたのですが、
開始時の入力すべきことがわからず困っていました。
退職金は事業主借になるのですね。
また、それぞれに細かく教えていただき助かりました。
初めてこちらを利用させていただきましたが、
もっと早くご相談させていただけばよかったと思いました。
どうもありがとうございました。
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