対象:会計・経理
回答:1件
中村 亨
公認会計士
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工業簿記の仕分けについて
工業簿記の特徴は、購入した部品及び自社製作の部品を使用して、製品が完成
する訳ではなく、その製品には、工員さんの賃金や工場の家賃、水道光熱費なども
含まれて製品が完成するということです。
決算書の中に、製造原価報告書というのがあります。それが、工業簿記の大きな特徴です。
簡単な仕訳を以下に記載いたします。
1.材料購入時
材料仕入 / 買掛金 5,000円
2.工員さんの賃金(労務費)
労務費 / 未払金 2,000円
3.水道光熱費など(経費)
経費 / 未払金 1,000円
4.上記合計額を仕掛品へ振替
仕掛品 / 材料仕入 5,000円
仕掛品 / 労務費 2,000円
仕掛品 / 経費 1,000円
5.上記4.の仕掛品のうち、80%が製品として完成
製品 / 仕掛品 6,400円
6.上記5.の製品が9,000円で売れた
売掛金 / 売上 9,000円
売上原価 / 製品 6,400円
上記仕訳は、簡単な流れを記載いたしましたが、実際はもっと複雑です。
日商簿記2級で工業簿記関係の本がございますので、読んでみてはいかがでしょうか。
評価・お礼
fontanaさん
丁寧なご返答、有難うございました。
簡単そうな本から読んでみます。
(現在のポイント:-pt)
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