対象:新築工事・施工
回答:1件

葛原 千春
建築家
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新鮮空気の取り入れと素直な排煙が大切です。
初めまして、東京城南地区を中心に住宅の設計をしております、クロノグラム アーキテクトスタジオの葛原と申します。
薪ストーブの設置と高気密住宅との関係ですが、一番大切なことは薪が完全燃焼しやすいように、しっかりと新鮮空気を供給するということ。そしてなるべく煙突を真っ直ぐに立てるということの2点だと思います。そうすることにより、不完全燃焼が減り活き良いよく燃えます。(燃焼効率の調整が出来るものが殆どですので、くめる薪の量の調整とで燃え過ぎることは無いと思います。)
具体的には、「外気導入キット」で検索して頂くと、すぐにお解り頂けると思います。
ストーブの背面、横面より外気を直接取り込めるパーツです。
ストーブのデザイン、サイズ、用途(鑑賞のみなのか?調理もするのか?など)と合わせて「外気導入キット」の設定があるかどうかもご検討項目に加えてください。
高気密とは関係ありませんが、下記の項目もご考慮くだされば快適な暖炉ライフが送れると思いますのでご参考に。
室内の薪置き場、外の薪の保管場所
天井付近に上がった暖気を他の部屋や床付近に送る装置(ダクト+ファン)
暖炉を囲めるスペース(座る場所)
断熱材付の煙突にする(煙突内に、煙が冷えることでタールが付着することを軽減します)
暖炉の廻りの壁・床仕上げには、構造体(木造の場合)への熱の遮断と蓄熱を兼ねて、レンガや石を使用する。
参考に私の設計例の写真をアップいたします。
理想の暖炉生活が送れるとよいですね。期待しております。
評価・お礼

みなるさん
2012/02/23 20:05外気導入キット、調べてみます。
他に教えていただいた、ダクト+ファン(現時点ではファンのみになっています)も気になります。
現在は木造でタイルになっているのですが、レンガの方が蓄熱しそうです。
参考になりました。ありがとうございました。

葛原 千春
2012/02/24 09:41ご評価ありがとうございます。
薪ストーブ、暖炉は非常に奥の深いものです。設置する前、設置後それぞれの注意点などありますのでぜひ専門書をご一読くださればと存じます。
良い空間になると良いですね。
また何かご質問があれば投稿してみてください。
クロノグラム アーキテクトスタジオ 葛原
(現在のポイント:-pt)
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