対象:お金と資産の運用
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主人の会社の話です。
今年になってから会社から支給される退職金をある会社で拠出年金として
運用すると説明がありました。
その商品の説明とざっと拠出年金についての説明がありましたが
主人である当人も困惑気味です。
・知識が乏しいため運用に不安がある。
・説明から半月ほどで商品を選ばないといけない焦りがある。
普段の仕事もあるためなかなか勉強もできず
どうしたものかと悩んでいます。
説明を聞く限りメリットはなんとなくわかりましたが
デメリットは運用時のリスクだけなのでしょうか。
少し調べると最近の企業はこのようなことを進めているところも多いようですが
トラブルは無いのでしょうか。
年齢的に普通に勤め上げればまだ退職までは年月がありますが
その分運用によっては受け取れる金額も変わると思います。
どのようなことに注意して商品を選べばよいのでしょうか。
はちたおれさん ( 兵庫県 / 女性 / 33歳 )
回答:3件
元本確保型も選べます
はちたおれ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の確定拠出年金ですが、価格変動のリスクのある商品に不安がある場合は、元本確保型の商品も選べるはずです。
具体的には、預貯金や満期時や中途解約時に元本割れをしない保険などです。
ただし、元本確保型を選んでしまうと、運用率が低い分、退職金の受け取り額は、少なくなってしまいます。
実は、バブル時代の企業年金は、最低年5.5%のような運用が普通のだったのですが、最近は、景気の低迷や超低金利などで、国内の運用環境が厳しくなっています。
もしも今、年5.5%のような運用を目指す場合は、国内外の株式型の運用等も組み合わせないと、難しくなってきており、株式型を組み合わせる場合は、やはり、自己責任で運用してもらわざるをえない、というのが、確定拠出年金導入の背景にあるわけです。
ちなみに、もしも、国内外の株式型で運用する場合は、公的な制度なので、自分で証券会社などで投資信託を購入するよりも、税制面で優遇されています。
なので、制度をよく知っている方は、この優遇措置を巧みに活用して、株式型等の資産運用をしているわけです。
一方、確定拠出年金の主なデメリットは、原則60歳まで引き出しができない点です。
どうせ20~30年引き出せないのなら、じっくりと資金を寝かせて、大きく育てるという発想もあります。
なお、とりあえず、元本確保型を選んでおいて、勉強が進んでから、商品を選び直したり、スイッチング(乗り換え)をする方法もありますから、まずは、制度そのものの理解を先に進めてみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
はちたおれさん
2012/02/16 14:32回答ありがとうございます。
とてもわかりやすくなぜ今企業側が拠出年金を提案するのかわかりました。
疑問が減り安心しました。
元本保証が安心ですが勉強して運用できるようにしたほうがよいのですね。
そうしてみようと思います。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
追記
はじめまして。確定拠出年金(以下401k)の運用教育をさせていただいております、アルファ・ファイナンシャルプランナーズの田中と申します。他の方々に追記してご案内いたします。
はちたおれさんと同様、401kの運用方法で迷っていらっしゃる方は多いですね。
本来、会社として当年金制度を導入した企業は投資教育をしていかなければならないのですが、疎かになりがちです。
さて、ご質問についてですが、下記が商品を選ぶ際の主な注意点となります。
1. 資産の配分割合
401kで運用をする際には資産の一点集中をしてはいけません。ここでいう資産とは、日本株式、日本債券、外国株式などの商品ラインアップの大分類項目です。日本株の商品一本で運用するとか、定期預金だけにしておくことはおすすめできないということです。
理由は、一点集中して運用している先がだめだったら共倒れをしてしまうからです。また、定期預金だけも金利は0.2%程度ですので、微増しかしません。そもそも従来型の年金であれば平均でその10倍から20倍くらいの利率で運用をしておりました。そのため、従来の制度で退職年金を貰っている人と比較すると、定期預金だけでやっていたら数百万の差が出てもおかしくありません。
しっかりと資産を最低4つに分けて運用する方が合理的です。
2.各資産の商品を選定する際には、ベンチマークとの差をを見てパフォーマンスを比較してみることも重要です。
文字制限内があるためかなりざっくりになってしまいましたが、ご質問をいただければ随時ご対応致します。
評価・お礼
はちたおれさん
2012/02/16 14:54回答ありがとうございます。
おはずかしいことに会社から案内がきて初めて制度を知りました。
ですが田中さんを含めみなさんの回答を拝見して勉強不足を痛感しました。
今は退職金も当たり前のようにもらえるわけではないという事ですね。
知識が無いためリスクを負うのが大変不安で元本保証であればいいと思っていましたが
それだけでもいけない事もわかりました。
また何かありましたらよろしくお願いします。
回答専門家
- 田中 佑輝
- (埼玉県 / ファイナンシャルプランナー)
- アルファ・ファイナンシャルプランナーズ 代表
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私は、401K(確定拠出年金)を専門にアドバイスしているFPです。401Kの制度が導入されているものの、何もしていない方や運用をしているけどいまいちうまくいかない方は一度ご相談に来てみてください!運用に対する考え方がガラっと変わるはずです。
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山田 聡
ファイナンシャルプランナー
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確定拠出年金につきまして
ファイナンシャルプランナーの山田と申します。
運用商品は入れ替えることができますので、
スタート時点の配分を維持する必要はないことを覚えておきましょう。
当初は元金確保型の商品を選択し、将来リスク商品に変更することもできるわけです。
商品選択は、リスクをどの程度取り入れるかによって決まります。
もしリスクを一切取りたくなければ、定期預金や保険のみを選択すればよいことになります。
一方、60歳までの長期運用であることや、
運用中の値上がり益は非課税であることを考えれば、
投資信託が有力な選択肢とも考えられます。
この場合、商品の組合せ比率によってリスクは変わります。
投資信託のリスクは、最悪の状況が発生した場合の値下がり率として、
具体的な数字で把握することも可能です。
勤務先の投資教育の場や、お近くのファイナンシャルプランナーに
一度ご相談されてはいかがでしょうか。
大雑把に言えば、
預貯金・保険、国内債券、国内株式、海外先進国株式、海外新興国株式の順に
リスクは大きくなっていきます。
また、年令によって許容リスクを変更することも重要です。
30代や40代では大きく値下がりした場合でも時間的余裕がありますが、
受給が視野に入ってきた段階では、リスクを下げる必要があるかもしれません。
リスクをコントロールするためにも、先ほど記載した通り、
商品の組合せ比率毎のリスクを、具体的な数字で知っておくことが重要です。
以上、わずかでも参考となれば幸いです。
山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
代表 山田 聡
評価・お礼
はちたおれさん
2012/02/16 14:37回答ありがとうございます。
おっしゃるとおり専門家の方に相談するというのは必要だと思いました。
焦る事はないようなのでまず安心しました。
資産運用ということ自体経済的に豊かな人のやる事だとどこか人事でしたので
勉強してこなかった分不安でしたが教えていただいた事を元に
できるところから勉強してみます。
(現在のポイント:-pt)
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