対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件
1000万円の運用資金で、使う予定はないので、5年以上の運用でも可能です。
外貨MMFも検討していますが。ドルコストが良いとよく見かけますが、今円高なので、又資金も有るので、ゆっくりドルコストをしているより、今、円高の時に、2.3種類の外貨に分けて全部換えた方がいいのでしょうか?
ユーロが安いということは、ユーロも買い時ですか?
豪ドル、米ドル、アフリカドル、ユーロなどで等分が良いのでしょうか?
オススメを教えて下さい。
又、オフショアのMMFも気になっています。
同じ様に考えればいいのでしょうか?
初心者ですので、解りやすく教えて下さい。お願いします。
うさ子さん ( 大分県 / 女性 / 43歳 )
回答:2件

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
資産運用に関する原則。円高ではなく適正なレベルと考えています
お花ちゃん様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
円高・ユーロ安のこの時期とのことですが、若干説明をいたします。
円高と言われていますが、為替は購買力平価説で説明すると円高ではなく適正なレベルです。また、ユーロも過去が過大評価でしたから、現在のレベルは、実力よりも若干低いレベルとお考えください。
購買力平価説とは、概ね、世界で同一品質の商品は、どこで購入しても同じ価格というもので、ある品物がアメリカで4.07ドル、日本で320円であれば1ドルは78.62円が適正というものです。このある品物とはビッグマックです。同じように図ると2011年7月28日でユーロは93.02円でした。
また、ドルコスト平均法への過大な期待が流布されていますが、手法としては有利でもなく不利でもない、ニュートラルな手法とお考えください。ある条件の時には、有利に働きますし、条件が異なると不利にもなります。そして投資先が偏るとリスクが高くなります。
また、将来予測はあくまで予測ですので、一時に投資しても期間分散して投資しても、結果は予測が不確かです。但し、一時に買って失敗するリスクを避けるために、数回に分けて購入することは悪い方法とは言えません。但し、もしかしたら底値で買えたかもしれないという機会を逃すこともあります。
今後一層の円高もあり得ることを念頭に置いて、外貨商品はご選択ください。
その前提で、お花ちゃん様が通貨分散をお考えになられることは、ベターな方法と思います。円も含めて将来どの通貨が高くなるかは不確実です。為替はプロでも予測が蒸す香椎商品とされています。
外貨MMFは当該国の短期金融商品に投資している投資信託で、導入以来現在まで当該通貨での元本割れがありませんでした。もし、通貨分散をお考えあれば、SDRの対象である円、ドル、ユーロとポンド、それに加えて資源国であるカナダドルと豪ドルまでと考えます。
補足
金利が高い国のMMFが儲かるとは限りません。この場合には金利平価説という原則があり、金利の差は将来為替で調整されるというものです。各国の通貨を比較するには、実質金利という考え方を採用ください。実質金利=名目金利-予想インフレ率で、金利が高い国は概ねインフレ率も高いので実質金利は名目金利に対して下がります。実質金利で比較すると、日本とスイスは金利が高いために、投資マネーが流入している要因の一つです。
現在、投資マネーは安全資産とされている、日本国債、米国国債そしてドイツ国債に逃避しています。従い債券価格は高くなっていますから、分散を図るのでしたら、国内外の株式と債券(MMFも債券の投資信託です)への分散投資をお勧めします。売れているもの(前述の国債等)は価格が高く、売れていないもの(株式など)は価格が安いため、長期的にはいずれ修正がかかります。
このように、データや原則的なロジックでご相談に与ります。
文責
ファイナンシャル・プランナー
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

松永 文夫
ファイナンシャルプランナー
-
円高、ユーロ安の今の運用おススメ
お花ちゃんさん、こんにんは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。
運用方法ですが、まずこの資金がどういうお金で、どうしたいのかにより異なります。
損失となることも覚悟の上で高い収益を狙いたいのか、そうではなく、大勝ちはしなくてもよいから長期的に安定運用したいのかということです。
恐らく後者だと思いますので、それを前提にご説明します。
※敢えて上記のように書いたのは、リターン(収益)とリスクは比例するということを認識していただきたかったのです。
出来るだけ安定的に、かつ効率的に運用するためには分散投資をすることが基本です。
「分散」とは、銘柄・資産(地域)、時間を分散することです。
具体的には、国内株式や国内債券、外国株式、外国債券、或いは商品等の資産に分散して投資することがおススメです。
各資産クラスの投資信託(ETFを含む)を購入すれば銘柄分散もできます。
そしてもう一つの分散である時間分散です。
これは、上記の資産クラスに投資タイミングを分けて投資することです。なお且つ、長期に運用することです。
将来の相場を予想すること(相場を当てに行くこと)はプロでも難しいことです。
ユーロについて言及されていますが、ユーロの今後の動きを予想することももちろん同じです。ユーロ圏の経済が当面厳しいであろうということは誰でも解っています。それを前提に今のユーロ相場が形成されています。
今後のユーロ相場は、仮に今よりも更に悪いニュースが出れば下落するでしょうし、悪いながらも多少でも今より良いニュースが出れば上昇するでしょう。
そして他の通貨も、今後のニュース次第でどうなるか解りません。
従って、冒頭に書いた通り、損失も覚悟の上で当てにいくのでなければ、少しずつ分散して投資するのが基本となります。慌てず、じっくり運用してみては如何でしょうか。
そのときに「ドルコスト平均法」はおススメです。
相場が上昇・下落を繰り返すことを前提に考えれば、有利な投資手法です。
ドルコスト平均法を活用しながら、資産と時間を分散させてゆっくり投資するすることをおススメします。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
FPコンサルティングオフィス 代表 松永 文夫
http://www.fp-consul.jp
補足
コラムで、資産運用の方法について書き始めているところです。
よろしかったら参考にしてみてください。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング