対象:人事労務・組織
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マッサージ店で働いています。
時給制ですが、雇用形態は委託になるそうです(やった分貰える)。
経費も請求されています(月10万ほど)
出来て間もない個人店のため、雇用のシステムが整っていません。
委託の場合、時給や日給ではなく歩合が通常と聞きました。
そうなんでしょうか?
歩合だと何%ぐらいいただけるのでしょうか?
通常こんなに経費を請求されるものなのでしょうか?
この業界に詳しくなく、とにかく勉強をしたかったため働いています。
ちなみに準備時間と施術時間と時給が違います。
雇用になった場合、時給の統一と交通費の実費支給(現在は片道分にもなりません)をお願い出来るのでしょうか?
交通費は所得税外らしいので、できれば実費受け取りたいです。
ご回答、よろしくお願いします。
補足
2011/08/29 09:49勤務している間にも給料システムがころころ変わりました。
その提示にNOと言ってもいいのでしょうか?
geraniumさん ( 北海道 / 女性 / 28歳 )
回答:1件
勤務形態と給料について
geranium様はじめまして。
社会保険労務士の平松 徹と申します。ご質問の件回答させて頂きます。
マッサージ店の経営者と施術者の間で委託契約が結ばれることは一般的なことです。その場合歩合制をとることが多く、施術者が40%~50%程度の割合で歩合を受け取る設定が多いようです。
しかし、geranium様のように委託という形態で時給制というのは少しおかしいですね。(補足に詳しく記載します。)
また、経費を請求されるということですが業務委託の場合、マッサージをする場所の使用料、設備・機械使用料ということで経費の支払いがあることもあるようです。金額等については、経営者の方とお話しをされたらよいと思います。
>準備時間と施術時間と時給が違います。雇用になった場合、時給の統一と交通費の実費支給をお願い出来るのでしょうか?交通費は所得税外らしいので、できれば実費受け取りたいです。
雇用の場合の時給についてですが、時間帯による時給の変化というのは労働基準法に抵触しません。例えば、コンビニや外食チェーンなどでは深夜のほうが働き手は少ないので時給が高いというような現象が見受けられます。
交通費に関してですが実費で支給もしくは一定額まで支給される企業が多いですが、法律的(労働基準法)に交通費の支払い義務はありません。
交通費の支給の有無、金額については経営者が自由に決めることができるというのが現状です。
実費の交通費請求・時給の統一については経営者の方との話し合いが不可欠です。
>勤務している間にも給料システムがころころ変わりました。その提示にNOと言ってもいいのでしょうか?
労働契約法には、給料などの労働条件について、文書で労働者に出すことが義務づけられています。給料システムがころころ変わることは、法律に触れるかどうかはともかく、好ましいことではありません。
労働基準法では、労働条件が低下すること原則禁止されています。
給料システムが頻繁に変わるようですと安心して働くことが出来ません。提示にNOということは難しい場合も多いと思いますが、上記を踏まえ経営者の方とお話しされるとよいと思います。
以上になります。なにかわからないことがありましたら気軽にご相談下さい。
社会保険労務士 平松 徹 http://www.iso-hiramatsu.jp/
補足
>時給制ですが、雇用形態は委託になるそうです(やった分貰える)。
雇用とは会社が仕事をさせるために有償で人を雇うことです。
委託契約とは会社が外部のものとの間で、「雇用」ではなく「業務を遂行する」という契約を結ぶことです。労働者にとっては会社と対等の立場で仕事の依頼を受けるという形態です。つまり委託契約の際に発生するのは給料ではなく委託料です。
時給というのは時間当たりの給料ですから、<時給制ですが雇用形態が委託>というのはおかしいということになります。
委託契約は雇用保険料、社会保険料がかからなかったり、契約解除が容易に出来たりとなにかと経営者にとって都合が良いシステムです。
ただし委託契約の場合、経営者は委託しているだけで雇用している状態ではないので、時間の拘束などはできません。企業が都合のいいように委託契約というシステムを利用している(委託契約なのにシフト制にして働かせたりする等)いわゆる「偽装委託」というケースが多くなってきています。雇用と委託はまったくの別物ですのでご注意下さい。
不信点などあれば、労働基準監督署に相談されることをお勧めいたします。
評価・お礼

geraniumさん
2011/09/02 21:08平松様
ご回答ありがとうございます。
お金に関することなので、なかなか同じお仕事をしている方に聞きづらくて…。
とても助かりました。
近々、経営者の方と話をする機会があると思いますので、それとなく提案してみます。
また、何かありましたら質問させていただきます。
ありがとうございました!
回答専門家

- 平松 徹
- (千葉県 / 社会保険労務士)
- 株式会社 ソフィア 所長
役に立ってなんぼの経営コンサルタントです。
顧客の役に立てたときに喜びが大きいですね。そのためには顧客のニーズをしっかりと把握すること、それに応えるにはどのようにしたらよいか、いろいろと悩むことが多い毎日です。
(現在のポイント:-pt)
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