対象:子供のお稽古
回答:3件

押野 智之
音楽講師
3
楽器よりも・・・
身体のまだ小さいお子さんの場合、たとえばヴァイオリンなどは
身体に合わせた大きさの楽器が選べるために、初め易いと云える
のかも知れません。また、ピアノは鍵盤をタッチすれば音が出る
うえ、ピッチ(音の高さ)を楽器が作るので、馴染みやすいかも
しれません。しかし、子供用の大きさの楽器がないのです。
そしてなによりも、お子さんが興味を持ち続けられる形態での
レッスンが肝心になると思います。
2歳と云うことですが、最初は楽器に捉われずリトミックなどの幼児教育
向けプログラムのグループレッスンなどから始めてみてはいかがでしょうか?
無理なく音楽に親しみ、楽しさを味わいながら感性を発達させてからでも
楽器選びは遅くないと思いますよ?

石田 さおり
英語講師
5
自分の趣味でいいと思います。
2歳でしたら、まったく焦ることはありません。
子供にお金を使うぐらいなら、託児付きのご自分の習い事を始めても良いと思いますよ。
ちなみに、私は英語講師をしていますが、生徒さんの中には2歳以下の生徒さんも多くいらっしゃいます。
でも、早ければ早いほどいいかというとそういうわけではなく、英語の場合は「親が興味がある」ということがレッスン受講の主なきっかけだと思っています。
英語に興味がおありでしたら、英語レッスンも楽しいと思いますし、歌が好きならリトミック、ママ友とおしゃべりしながら見学をしていたいならスイミング、ほかにも「育児サークル」への参加などの道もあると思いますが、とにかくご自身の興味に合わせちゃって大丈夫だと思います。
ちなみに、私は長男が3歳のときにスイミングを習わせましたが、今思うと幼児時代はあまり上達が見られず、小学生に入ってから泳ぎが上達したのを実感しましたので「もっと遅く習わせても良かったな」と思いました。(送迎&見学も苦痛でした)
一方、長女が4歳前のころから「親子フラダンス」を習い始めましたが、こちらはすっかりはまってしまいました。
長女は習い始めて半年後ぐらいからようやく楽しんで踊るようになりそれまでは「教室内放浪者」でしたが、それはそれで、少なくとも娘を預けずに習いに行けたので良かったです。
あまりきちんとした回答になっていなくてスミマセン。
2歳というと、お子さんも「いやいや期」で大変ですよね。
ぜひ、親御さんご自身が楽しめるものを選んでくださいね。

田崎 寛子
塾講師
1
焦ることはないですよ。
毎日のように新聞の折り込み広告が入り、ご近所やお友達がおけいこを始めると、何か習わせなければと焦る気持ちもわかりますが、3歳くらいまではご家庭でお母さんとスキンシップを兼ねて楽しみながら絵本の読み聞かせや数遊び・指遊びのようなものをすれば十分だと思いますよ。
早期教育が必ずしも、悪いというわけではありませんが、合わないお子さんもいます。
私はそろばんを教えています。
そろばん・算数・書道など子供を対象に通算25年ほど教ていますが、途中10年ほど教えるということから遠ざかっていたので子供の変化が大変よくわかります。
昔に比べ習い始める時期が早くなっていて、中には鉛筆も持ったことがない・数字が書けないという段階で体験に来られることもあります。
そういうお子さんばかりを対象にしたクラスがあり、楽しく数遊びをしましょうという内容ではないので、他の生徒と一緒の時間で教えるというには、やはり早すぎます。
こういうご家庭は、保護者の方の気持ちだけが先走っていて、子供さんの気持ちや入学適齢期に来ているかどうかを考えていない場合が多く、早ければいいと思われているようです。
確かに早くて効果のある場合もありますが、それは極少数派です。
家庭での復習(特に九九の練習や2+4などを指を使わずにできるように練習するなど)ができないと無理ですね。
早く習っても、子供さん自身に興味がない場合は、同じことを覚えるのに長い時間かかり、かえって苦痛になるだけで、数字嫌い、算数嫌いになるということもあります。
幼児の時に体験に来て、その時は子供さん自身にまったく興味がなく、1~2年して入学するということがありますが、その時には子供さんが興味があって始めたので楽しみながら練習ができるようになっています。
後から入学した生徒が、先に入学した同年齢のお子さんをどんどん追い越していくということはよくあります。
このように、個人差がありどの子も早ければよいというものではありません。
また、最近は幼稚園年長くらいから入学される生徒も多いのですが、基本的な躾ができていなかったり、情緒が不安定な生徒、働いているお母さんも多く忙しくてやや愛情不足かなと感じる生徒もいます。
誤解を招くといけないのですが、働いているお母さんがすべてお子さんの躾や愛情不足というわけではありませんし、専業主婦であっても自分のことや家族のことで忙しく、子供のjことは2の次になっているのではという方もあります。
たとえば、
カバンの中はぐじゃぐじゃ・・・前日に用意をする習慣を身に付けさせる。
・・・・鉛筆を削ってきている生徒が1割くらいしかいません。
・・・・来てから「ない」「ない」という生徒が多くいます。・・・何がないかも言えません。
遅刻をする・・・時間に遅れると人に迷惑をかけるということを教える。
自分だけを見てほしくて、「お母さん」「お母さん」のような生徒もいます。
「わからない」と言うので行ってみると、ただ構って欲しいだけだったりします。
普段から手をかけすぎ、口を出しすぎて、準備や答えを書くなどいちいち声をかけないとしようとしない。
忘れ物をした時に「先生、○○」だけ繰り返して言う。・・・・「先生、○○忘れたので貸してください」と言える生徒がほとんどいない。
借りたものを返さないで持って帰る。「ありがとうございました」と持ってこない。
・・・・・これらは少子化の影響で親が先に子供の気持ちをくみ取ってしまうからだとか・・・・・・
昔はこんな生徒いなかったのにという生徒が増えています。
子供の頃のおけいこ事で、親が子供のために良かれと思って習わせても、子供自身が本当にやりたいと思っているのではなければ、大きくなってから「習わされた」という表現をします。
「躾は教室でお願いします」と言う保護者の方もいますが、教室では平均2回位しか顔を合わせません。やはり基本的な躾はご家庭にあると思います。
”3つ子の魂100まで’というように、3歳くらいまでは子供の情緒の安定を第一に考えられるといいと思いますよ。
子供さんが、「○○習いたい」と自分から言いだしたり、体験に連れて行って興味を持ってからでも十分だと思います。
今3歳以下のお子さんがいらっしゃるご家庭の方にアドバイス
そろばん教室に関係することで、
今、2年生以下の生徒は掛け算の九九が覚えられなくて苦労している生徒がたくさんいます。
掛け算の九九は、市販の九九の歌(教室またはネットでも買えます)を遊んでいるときに聞かせておくと、子供は耳から勝手に覚えます。
決して子供は勉強だなどと思っていないので、とても楽です。
絵本の読み聞かせをしましょう。(テレビなどを勝手に見せるのでなく)
親の膝の上で読み聞かせることで、親子の絆も深まり、情緒も安定し、心の教育にもなります。
国語ができないので、国語を習うということより、まずは絵本の読み聞かせから始めましょう。
文章問題ができないという場合、文は読めても頭の中に絵がイメージしないため理解できないのです。
早く来た生徒で、静かに待つことができない生徒もいますが、読書習慣をつけてもらっている生徒は、本を読んで静かに待つ事ができます。
この方法で、我が家の子供たち(2人、成人しています)は算数で困ることなく計算はいつもクラスでトップクラスでした。(ちなみにそろばんは3級と6級くらいまでしかしていません…親子は難しい・・・)。
下の息子が入学した大学も、合格するには授業料6万以上+αもかかる塾に行かなければならないのですが、高3の夏休みにまったく勉強もせずに合格しています。
息子曰く「やる気がないのに塾に行ってもお金と時間の無駄!」です。(学習塾の先生をしていました)
やはりいつの時代も”読み書きそろばん”が教育の原点だと思います。
補足
最近のお子さんは、指先を使う遊びをしてきていないので、筋肉が発達していないため、鉛筆やお箸をきちんともてる子供が、本当に少ないです。
昔ながらの、折り紙・あやとりなど指先を使う遊びをしましょう。
教室には、待ち時間用に折り紙・あやとり・知恵の輪・歴史漫画等も置いています。
九九CDは教室でも購入できますが、壊されるからと全く聞いていないご家庭もあるようです。
これも小さい時に、触っていいもの、ダメなものをしっかり子供に教えないため、なんでも(教室のものも)触ってしまうようになっているのではないでしょうか。
後で困らないためにも
”3つ子の魂100まで”です。
(現在のポイント:3pt)
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