対象:新築工事・施工
新築中なのですが、太陽光の設置で教えていただきたいのですが
太陽光(シャープ製)と建築は別発注
太陽光設置時にガルバリウム鋼板屋根屋根にビスをもみ金具固定していたとの事で
工務店から、このままでは屋根の雨漏り保証は出来ないと言われました。
この為、太陽光の施工店へ連絡したところメーカーの標準工事がこのやり方で
パッキン付のゴムを使用しているので、雨漏りの心配は無いとのこと。
またこの施工方法でないとメーカー保証がつかないとも言われています。
工務店からは、今は屋根に釘・ビスを使わずに施工出来る金具(確かセキノ興産・シャープ対応品も有)
が出ており屋根を極力傷めない金具を使うのが当たり前になっているときき
もらったカタログのコピーを渡したのですが、
メーカー純正品ではないのでとのこと、
施工方法に問題はないのか、今後どう対処したらよいのか
アドバイスいただきたいのですが。 よろしくお願いします。
私としてベストなのは屋根を直してもらい
穴を開けない金具で施工してもらうことなのですが
tomo1969さん ( 埼玉県 / 男性 / 41歳 )
回答:3件
飯塚 忠史
不動産コンサルタント
3
太陽光発電設置について施工方法の説明を受けましたか?
今回のトラブルは工務店と太陽光発電設置業者の対応に問題があったようです。工務店は建築業者という立場で屋根に穴を開けられたから屋根の保証はできないという主張をしているようですが、屋根に太陽光発電設置工事に伴う作業によって穴を開けられたことによる保証はできないというべきです。
太陽光発電設置業者は施工方法を説明していないように思います。屋根に穴を開けるという説明をしていれば、施工方法の検討によって、今回のトラブルは発生しなかったと思います。
太陽光発電設置工事内容については原則的にメーカーの指定がありますので、それに従わない場合はメーカーとしての保証はできないという回答が一般的です。
評価・お礼
tomo1969さん
2010/11/10 15:16早速の回答ありがとうございます。
私の説明不足だったようで、おっしゃるとおり、工務店からは太陽光による施工部分の雨漏り
に関してはウチでは保証できないと言われています。
施工業者の方から事前には施工方法の説明は受けていません。
工務店からも(メーカーは違いますが)見積もりをいただき、そのときは施工方法についての
説明も受けていたので(釘・ビスを使わない工法だと)てっきり今の工事はそういう物だと
思いこんでしまっていました。まして、天下のシャープですから
施工部分の太陽光設置の雨漏りの保証については、求めることができるのでしょうか。
教えていただけるとありがたいです。
飯塚 忠史
2010/11/10 23:37太陽光発電については販売する会社によって、対応がまちまちのようです。今後、需要が高まっていく産業であることは間違いありません。
しかし、施工についての資格については電気工事を除いては定められていません。こうした状況において、メーカーごとに施工IDを施工業者に研修などを通じて発行しています。この施工IDを持った業者の施工に関して太陽光発電装置のシステム保証をしています。
太陽光発電装置の保証にすきないのです。雨漏りついては関与していません。施工業者との関係上、当然なことなのです。
ここに太陽光発電業界の問題点があります。天下のシャープということに期待することは難しいと思います。天下のシャープが直接、販売施工していれば、話は別です。
実際に太陽光発電設備を施工販売した会社に確認してみてください。
菱田 剛志
住宅設備コーディネーター
-
保証について
シャープを使用して穴を開けずに施工するには、現在セキノ興産さんのキャッチ工法以外保証条件として認められておりません。
セキノ興産さんもしくはセキノ興産の代理店さんのみこの工法で設置が可能です。
その他のシャープ販売店では、穴を開けて設置するメーカーの指定工法で設置して10年保証が受けられます。
工務店さんなどは会社によりますが、穴を開けて設置したからとの理由から屋根の保証を外すという話はよく伺います。
但し、太陽光発電の設置に起因する雨漏りについては、標準施工でシャープの10年保証の対象となっているはずですが・・・販売店さんにご確認ください。
万が一雨漏りした場合も調査すれば元々の屋根の施工が原因か、太陽光の設置工事が原因かが判断できると思われます。
工務店さんの屋根の保証が何年になっているかも確認されてはいかがでしょうか、雨漏りの原因が何に起因するかなども含めてお話をされてはいかがでしょうか。
また、工務店さんの屋根の保証とは雨漏りと耐久性の両方であると思いますが、その内容及び期間もご確認されたらよろしいかと思います。
通常、住宅の保証は躯体部分と屋根やその他の部分によって期間も違っていると思います。
評価・お礼
tomo1969さん
2010/11/12 12:16丁寧な回答ありがとうございます。
いくつか回答いただき、知りたかった部分がだいぶ分かりました。
施工業者の方・シャープの方・工務店さんと一度話する機会を設けてもらったので
お聞きしたこともふまえ、話してみたいと思います。
菱田 剛志
2010/11/13 00:57評価いただき誠にありがとうございます。
当事者が一緒に話をするのが一番手っ取り早く、不明点がクリアになると思います。
何かご不明な点がありましたら、いつでもご相談ください。
吉田 豊
住宅設備コーディネーター
-
販売店に確認してみて下さい。
ご質問ありがとうございます。
シャープの太陽光発電の施工には施工IDが必須となっており、IDを持っている施工店で工事をしているのでしたら工事保証がでるはずです。
太陽光発電システムを購入したときの10年保証書を確認してみて下さい。
金属屋根の場合はビス止めが基本ですのでビス止めをしているからと言って悪い訳ではありません。
強風が吹くと浮力が太陽光パネルにかかりますのである程度の引抜強度が要求されます。
メーカーの方で何度も試算し防水施工になっておりますので一般的には問題がないかと思います。
また現在陶器瓦を葺くときも原則釘止めしていますので、穴=雨漏りと言うわけではありません重要なのは雨じまいがしっかりされているかです。
最近経済産業省による急速な値下げ政策により、経営困難な業者や儲け主義の素人激安店などで手抜き工事が急増しています。これに対し国土交通省では警笛を慣らし第三者機関の検査を薦めています。ですので施工店選びには注意は必要です。
穴を開けない工法(架台)はセキノ産工業とカナメと言う会社が販売をしております。
しかし、引抜が板金瓦に掛かってしまうので板金瓦の強度を考えて葺く必要があります。
また太陽光発電システムメーカーの施工ID(研修)以外にも架台メーカーのID(研修)も必要になりますので一般的な販売店ではなかなか工事が出来ません。
雨漏りリスクは大幅に減少しますがやはり強度を出すために金具数が増えるので若干工事代が高くなってしまいます。
シャープが直接工事をすることはほとんどありません。メーカーにもよりますが指定工事店やFC店、登録店に委託されます。
明らかに太陽光発電システムの工事が原因の不具合は太陽光発電システムの販売会社でそれ以外の家の保証は従来通りのはずです。
余談ですが今回のケースはシャープですがほとんどのメーカーでは製品保証しかしていません。(サンテック、パワーコムソーラーなど一部のメーカーを除く)
ですので施工店が工事の賠償責任保険や生産物賠償保険などに加入しているか確認した方が良いです。保険を掛けていない施工店は少なくありませんので口答ではなく書面で確認されることをお勧めします。
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