対象:投資相談
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早急な使い道のない500万円ほどの資金を新興国の外債に投資を以前より考えております。当然自分で納得しなければいけないわけですが、そのような観点よりいくつか質問をさせてください。
1、今考えている投資先は通貨選択型のエマージング・ボンド・ファンド(大和証券)か
新興国債券(三菱UFJ)です。この2つを考えた理由は毎月のリターンですが、
このような私の考えに対してご意見をいただけませんでしょうか。
2、選択通貨としてはブラジルの将来性等を考えてレアルを考えているのですが、
モーニングスターのリスク表示を見ると3になっております。その点豪ドルやランドはリスクが2
になっております。ブラジルのほうが将来性もありリスクは低いと思うのですが、 通貨としてはレアルより豪ドルのほうが有利でしょうか。
3、過去の基準価格の推移を見ますとともに1月と5月で下がっております。その原因は何が原因でしょうか。
4、1から3の質問をふまえて新興国の外債への投資についてどう思われますか。
ghcd1952さん ( 岐阜県 / 男性 / 58歳 )
回答:1件
通貨選択型ファンドについて
ghcd1952様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、お書きいただいた2つのファンドは、単純に新興国の外債に投資をするというのではなく、米ドル建ての新興国債券を買った上で、さらに、選択通貨で、為替ヘッジをかけるという金融商品で、かなり複雑な仕組みですが、そのあたりの理解は大丈夫でしょうか。
例えば、レアルを選択すると、単純に米ドル建ての新興国債券に投資するのとは異なり、ブラジルと米国との金利差が、為替ヘッジプレミアムとして、上乗せされるので、その分、収益の源泉が増えるというわけです。
米国は、今は、ブラジルよりも短期金利がかなり低いので、確かに、一粒で二度おいしいというカタチになり、上手いやり方のように思えますが、この金融商品の大きなリスクは、言うまでもなく、レアル/円の為替リスクです。
過去の基準価格の推移で、1月と5月が下がっているのは、おそらく、ギリシャ危機に伴い、レアルから安全資産とみられている円に資金がいったん動いたことによるものと思います。
なお、一般的に高金利通貨の国のインフレ率は高いです。
インフレとは、通貨の価値が下がっていく現象です。
デフレの日本円と比べて、長期で為替がどう動くかを想像する必要があります。
ブラジルのインフレ率の推移を一度ネット検索などで調べてみてはいかがでしょうか。
その国の将来性というより、特に短期的な為替の動きを気にした方がよいと思います。
豪ドルやランドも考え方は同じです。
私は、このタイプの商品も内容を理解していれば、必ずしもわるいものではないと思いますが、ご自身で何をやっているのか分からないまま、勧められるまま、投資をしている方が多いことを心配しております。
500万円は、決して小額ではありませんので、より深く理解した上で投資をしたい場合は、やはり信頼のとれるアドバイザーにご相談された方がよいと思います。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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