対象:住宅設計・構造
マイホーム建築のため、現在工務店と間取りなどのやり取りをしている段階です。
ローンの関係でF35Sの物件を希望しているのですが、工務店側がF35仕様の家を建てたことが無く、図面に手間取っていて着工予定日の1ヶ月すぎてからやっと図面と見積書が完成しました。
どこか値段を引けるものはないかと見積書を詳しく見たのですが
F35S変更工事の見積書に外壁通気工法で10万ほどかかっていました。
いとこの設計士曰く、外壁通気工法はF35S仕様じゃなくても通常はあるものだと言っていました。
それなのになぜその金額が上乗せされているのか。
私は素人なので建築のことなどはわかりませんが、いとこの言うように外壁通気工法は通常の木造住宅であればあるものなのでしょうか?
F35S仕様だからあるというわけではないのでしょうか?
chihhiaugさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
回答:1件

早乙女 義明
建築家
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関係はありますが・・・
waff建築設計室、早乙女と申します。
F35Sというのはフラット35Sのことと推測しご返答いたします。
フラット35Sの技術基準として以下の項目を満たしていないといけません。
1:省エネルギー対策等級4の住宅
2:耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
3:高齢者等配慮対策等級3以上の住宅
4:劣化対策等級3、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅(
外壁通気工法は上記の4に当たると考えられます。
外壁通気工法とは
サイディング等の外壁材と柱等(正確には柱や間柱などの上に貼られている透湿シート)
の間に空気層を設けることにより壁内部の湿気を外部に流す工法です。
通常、よく使われている外壁材(サイディング等)の場合はこの工法で施工されています。
おそらく最初からその分の見積りは入っているとは思いますが・・・
少し特殊なものの場合は使わないケースもあります。
(等設計事務所ではガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きというものを外壁に使ったときは
ゆがみ防止のために使わなかったことはあります。)
上記通り確かに外壁通気工法出なければフラット35Sの仕様にはなりませんが
木造であるのでしたらほとんどの住宅はこの工法を使っている為
後から発生したとは考えるのは難しいと思います。
しかし、前回の見積りを見ない限りはっきりといえませんが、
業者が外壁通気工法の金額を見ていなかったといえばそうとるしかない場合もあります。
その業者が実際建てた住宅を従兄弟の設計士さんと見学すれば通常施工しているかは判断できるとは思いますが、これも確証は出来ません。
どちらかというと多分上部項目1の省エネルギー等級4を満たす為に
断熱材や窓もしくはブラインドなどの増額のほうが増えると思います。
一度業者の設計士とフラット35S仕様とは何なのかを分かりやすく説明してもらえれば
業者がどこまで理解しているか、増額はどこなのかがはっきりするのではないでしょうか?
評価・お礼

chihhiaugさん
2010/10/16 08:54早速のご回答ありがとうございます!
F35はどれか1つの項目を満たせばいいということだったので、2階リビングで真夏の暑さを懸念しているため断熱性を高めることにしています。
特殊な場合は外壁通気工法を使わない場合があるんですね・・
輸入住宅の工務店で建てるのですが、輸入住宅だからというのはあまり関係なですよね?
従兄弟には契約前にその工務店が建てた家を実際に見てもらってはいますが。
本当は従兄弟にお願いして家を建てたかったのですが、気に入った土地が建築条件付き(でどうしても条件外せない)ということもあって今回の工務店で建てることになりました。
一度工務店に問いただしてみようと思います。
(現在のポイント:-pt)
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