対象:心の病気・カウンセリング
33歳女性です。
私は小学生の頃の性的虐待と成人後の性犯罪の影響でPTSDを発症しました。
それと因果関係があるのか解りませんが、うつ病・過食症等で20代に仕事も失い、
一時は入院・自宅療養をしていました。
20代の頃は薬も沢山処方されていましたが、一進一退しながら現在は眠剤だけになっています。
現在は、3日位の酷い抑うつ状態、2~3週間の軽い抑うつ状態、1週間位の普通の状態を、
繰り返しているような日々です。
治療をはじめて10年以上、未だ治らないので不安に思い先生に尋ねると、
うつ病から気分循環症になった感じ。と言われました。
インターネット等で見ると、気分循環症は軽躁・軽鬱を繰り返すような症状だと感じました。
私は、常に抑うつ気分が抜けない日々で、気分が良く元気な日は月に1日あるかな?程度です。
躁は自覚症状がないと言われますが、楽しい日が無くても気分循環症の可能性があるのでしょうか?
また、この病気は治るのでしょうか?治すためにどんな事をしたら良いのでしょうか?
先生には、うつが酷い時は嵐が過ぎ去るのを待つようにしましょうと言われていますが、
酷い抑うつ状態の時は、自分が存在する事すら辛い程耐えがたい日々です。
いつか治ると信じて、毎日過ごしているだけに
このまま治らないのなら、相当の覚悟を決めて生きなくてはならないと感じています。
fleurflower01さん ( 埼玉県 / 女性 / 33歳 )
回答:2件
他にも色々と方法がございます。ですから希望を持ってください
fleurflower01様
はじめまして、心理カウンセラーの田尻と申します
>しかし、なかなか寛解せず、気分循環性障害に移行し、悪化したら双極性障害となり一生服薬し続ける必要があるのかと心配になったのです
fleurflower01様にとって、うつ病から気分循環性障害への移行は改善というよりも、むしろ一生薬を飲み続けなければならなくなるかもしれないという不安を掻き立てるものなのですね
>躁は自覚症状がないと言われますが、楽しい日が無くても気分循環症の可能性があるのでしょうか?
もしかしたら気分循環性障害という診断に対しても、あまり腑に落ちないお気持ちなのではないでしょうか
もしそうだと致しますと思い切ってセカンドオピニオンで一度別の病院を受診されるのも一つの選択肢と思われます
(実は私は以前に心身症を患ったことがありまして、そのときはセカンドオピニオンの病院で初めて効果的な治療を受けることができました)
>出来事を多角的な視野で考える事は出来るようになった気がします
>ですが、抑うつの波が来てしまうと、冷静に考えた結論も落ち込みの慰めになりません。前向きに考え直しても全く楽になりません。
認知行動療法は普段は役に立つことがあっても、肝心の抑うつ状態のときには役に立たないことが多いのですね
認知行動療法が多くの方の症状改善に貢献してきたことは事実です。ですが認知行動療法が唯一の望みというわけではございません
残念ながら文字数の関係で全てを紹介することはできませんので、私がカウンセリングでよく用いる方法の中から二つだけご紹介させていただきます
ブリーフセラピー
例えば次のような方法で症状の改善を目指します
・これまでの生活の中で比較的調子が良かったときのことをできるだけ詳しく思い出し、そのとき生じていた状況・行動・考え方・気持ち・人付き合いなどを意識的に増やしていく
・問題なく日常生活が送れるようになれた状態を具体的に詳しく想像し、それらの状態の中で少し努力すれば実現できるかもしれないことがあれば実験のつもりでそれを実行してみる
・これまで一度も行ったことのないことを思いつく限りリストアップし、それらの中で一番抵抗なく実行できそうなことを試してみる
そして効果があればこれからもそのことを続け、効果がなければリストの他の方法を試してみる
補足
これらの方法を用いることで徐々に調子が良い状態のときが増えていったり、目標とされる状態に近づいていくことが期待できます
お勧めの入門書
考え方と生き方を変える10の法則(絶版ですがアマゾンで中古本が入手できます)
※カスタマーレビューに「鬱がひどい時に読んで目からウロコが落ちた。原因分析よりも『なんか違うこと』をひとつ実践する方が余程ためになる」と書かれています
ゲシュタルト療法
例えば次のような方法で症状の改善を目指します
・椅子を二つ用意して、目の前の椅子に「存在する事すら辛い程耐えがたい状態」だったときの自分が座っているところをイメージして、その辛そうな自分に対して優しく声をかけてあげたり抱きしめてあげたりする
(目を閉じて想像上でこの作業を行っていただいても構いません)
この方法を習得していただくことで精神的な癒しの効果と共に、もし今度また酷い抑うつ状態に陥ってしまったとしても、ただ耐え忍ぶのではなく「自分で自分を支える」力がついて抑うつ状態に耐えられるようになっていき、さらにそのことが自信となって抑うつ状態が改善していくことが期待できます
お勧めの入門書
気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法
今回は二つだけ紹介させていただきましたが役に立ちそうに思える方法はありましたでしょうか?
この他にもまだまだ抑うつ状態に有効と考えられる方法はございます
ですからどうぞ希望を持っていただけますでしょうか
以上、fleurflower01様のお悩みの解消の一助になれば幸いです
最後に手前味噌で恐縮ですが、私のカウンセリングと夢分析・自己分析のHPについてご案内させていただきます
もし私で何かお役に立てそうなことがございましたら、どうぞ何なりとご相談いただけますでしょうか
(あくまで私見ですが、一般的なカウンセリングの相場よりも低料金だと思います)
では、くれぐれもご自愛なさってください
心理カウンセリングの部屋
http://oneiromancy.holy.jp/blog/
夢占い・夢診断・夢分析の部屋
http://dream-seeker.holy.jp/blog/
自己分析
http://self-analysis.secret.jp/blog/
評価・お礼
fleurflower01さん
回答ありがとうございます。
今の主治医はとても真剣に向き合って下さるので感謝しています。更に不安が募るようならセカンドオピニオンも検討してみます。
ご紹介頂いた書籍も購入して読んでみようと思います。
仰る通り、原因分析をするより、誰かに話を聞いてもらい気分転換等したほうがずっと楽になることが多いのです。
いろいろ沢山教えて頂き勉強になりました。ありがとうございます。
田尻先生の所は少し遠いので、昨日通える範囲にあるカウンセリングに予約をしてみました。これを機に、少しでも良くなるよう取組んでいこうと思います。
田尻 健二
fleurflower01様
コメントありがとうございました。
>今の主治医はとても真剣に向き合って下さるので感謝しています。
そうでしたか。大変失礼致しました。
でしたら双極性障害となり一生服薬し続けることになるかもしれない不安を感じていらっしゃることについても、主治医の方に詳しくお話された方が良いかもしれませんね。
>ご紹介頂いた書籍も購入して読んでみようと思います。
はい。お役に立てば幸いです。
>仰る通り、原因分析をするより、誰かに話を聞いてもらい気分転換等したほうがずっと楽になることが多いのです。
>昨日通える範囲にあるカウンセリングに予約をしてみました。これを機に、少しでも良くなるよう取組んでいこうと思います。
fleurflower01様にとっては「誰かに話を聞いてもらう」ことがとても大切なことなのですね。
でしたらそのことは是非そのカウンセラーの方に伝えていただくことが恐らく役に立つと思われます。
と申しますのもカウンセラーによっては例えば原因を分析したり解釈を伝えることを重視する方もいらっしゃるためです。
「こういう風に接して欲しい」ということを教えていただければ、そのカウンセラーの方もきっと助かるはずです。
カウンセリングがfleurflower01様にとって良い転機になりますことを心より願っております。
もしまた何かお困りのことがございましたら何なりとご相談いただけますでしょうか。
くれぐれもご自愛なさってください。
回答専門家
- 田尻 健二
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です
お客様のお悩みの解決や心理的な苦痛の解消・軽減のお手伝いだけでなく、お客様が望まれる人生の変化への効果的なお手伝いができたり希望を持っていただけるようなカウンセラーでありたいと思っています。専門領域は自己愛です。
田尻 健二が提供する商品・サービス
国府谷 明彦
厚生労働省認定 産業カウンセラー
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ご自身の状況が改善されているかどうか,確認してみて下さい
こんにちは。カウンセリングルーム聴心館 国府谷です。精神医学や脳神経科学をベースに認知行動療法を中心とするカウンセリングをしています(医療行為は致しません)。カウンセラーの立場からは,判断することは医師法での診断に該当するため,直接的な表現は致しませんのでご了解下さい。
10年に及ぶうつの治療生活,大変だったと思います。よく頑張られましたね。頭が下がります。同時に,この先状況が改善されるのかどうかということで,不安になるお気持ち,お察しします。
うつ病そのものは,遺伝子的・体質的なものに起因する部分と,ストレスなどの心因性のものに起因する部分があり,それが脳内物質の異常や思考・感情の異常となって現れてくるものとされていますが,はっきりとした原因については,脳神経科学の発達を待つ状態です。
ぴったりした例ではないのですが,わかりやすくいうと,体質的に気管支ぜんそくをもっている方が風邪をひいた状態を想像してみて下さい。とりあえずの病気として風邪の症状がありこれに対応する必要がある一方で,体質改善によりぜんそく体質を変える必要がありますね。同じように,毎日のように襲ってくる抑うつ状態は風邪のようなもの,その一方で,完璧主義や悲観的な考え方や脳内物質の状況が気管支ぜんそくにあたるでしょう。
10年間の治療の中で,fluerflower01さんの病状はうつ病(大うつ病性障害)や躁うつ病(双極性障害)の診断基準をみたさない,気分循環症や気分変調症のレベルまで改善されているということを医師から聞いていらっしゃる。日々の落ち込みは風邪の症状のようなもの。健康な人でも風邪の症状や抑うつ気分はきついものです。でも,そんな症状とは別に,根本的な体質は改善されつつある,そんな風に考えることはできますか?
気管支ぜんそくの人が徐々に改善されても,いきなりハードなスポーツをする訳にはいかないように,fluerflower01さんも焦らずに少しづつ体質改善を感じながら,健康な生活を取り戻されたら良いと思います。まじめに真剣に生きることは大切なことですが,頑張りすぎずに,ちょっとでも何かが良くなっていると自覚できるなら,そのあたりに状況をさらに改善するヒントがあるように思います。
補足
ご興味があれば認知行動療法なども有効ですので,ご相談に応じます。未来が良い方向に向かうように願っております。
http://www.choushinkan.com
評価・お礼
fleurflower01さん
回答ありがとうございます。
>気分循環症や気分変調症のレベルまで改善されて(略)
改善しているのでしょうか?以前はうつ病でしたので、いつか寛解し、問題なく日常生活が送れるようになると思っていました。しかし、なかなか寛解せず、気分循環性障害に移行し、悪化したら双極性障害となり一生服薬し続ける必要があるのかと心配になったのです。
認知行動療法は、以前主治医の勧めで書籍を読み行った事もあります。
出来事を多角的な視野で考える事は出来るようになった気がします。
ですが、抑うつの波が来てしまうと、冷静に考えた結論も落ち込みの慰めになりません。前向きに考え直しても全く楽になりません。
国府谷 明彦
コメントありがとうございます。
ご心配になるお気持ち,非常に良くわかります。先の回答で体質の話を申し上げましたが,実は,先行きを心配されるその慎重なお気持ち自体が,体質というか気質・性格として,うつから脱却されるための最後のネックになっていると思われます。気質や性格は生まれつきのものですから,そう簡単には変えられないものです。そうしたお気持ちもふまえた上で,それでもそれを改善することが必要になると思われます。
認知行動療法は,そうしたなかなか変えられない気質や性格にメスを入れて,マイナスとなる部分を改善していく療法です。それぞれの症状について時間をかけて習得した専門家の元ですすめられるものですから,本を呼んでぱっと変えられるようなものではありません。精神科の医師でも認知行動療法を誤解しているケースが多々あります。私どもでは,認知行動療法のうつ担当や睡眠障害担当といった形で対応しております。
英国では,認知行動療法士が国の7年計画で養成されています。あたかも外科医と作業療法士が協同して,怪我のリハビリを何ヶ月もかけてするように,認知行動療法は数ヶ月から数年をかけて,その方の考え方や感情を改善していくものです。
その意味で,自らご自分を変えていこうという思いがあり,認知行動療法にかけてみようというお気持ちがあるならば,ご協力できると思います。半信半疑ですと効果は望めない部分がありますので,その点申し添えます。
お近くに本格的に認知行動療法のできるところがなければ,いつでもご協力いたします。All Aboutの私の頁から「専門家での問い合わせ」ボタンを利用してご連絡下さい。良い結果となることを願っております。
(現在のポイント:-pt)
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