対象:住宅設計・構造
80歳の父と70歳の母が、終の住処となるであろう、一軒家をたてており、現在はあと壁紙と庭を残すところまでとなりました。今日ご相談願いたいのは、一階の父と母の寝室です。たっての願いで、隣同士、別々の部屋にすることにしたのですが、前に面した父の部屋は日当りがよく、母の部屋はちいさな窓が一つあるだけで,まるで牢獄のような部屋になってしまいました。廊下,窓のある壁のほかは、収納のついた壁(父の部屋とのしきりになっていて、父側にも収納がついている)と納戸のある壁に囲まれている状態です。二階には二部屋あるので,どちらかに二階で寝てもらおうともおもっているのですが、高齢なのと,母が足が悪いのとで,どうしたらいいかと思っています。思い切って,建築会社に、二部屋の間にある壁/収納をとっぱらってもらい日当りのいい一部屋にしてもらおうかとも思っているのですが,ここまできて、そんなリクエストを聞いてもらえるかとも心配です。どうかアドバイスをお願いいたします。
kmchanさん ( 神奈川県 / 女性 / 47歳 )
回答:2件
道廣 和男
ISOコンサルタント
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心中お察し申し上げます。悔いなきように良く考えてくださいね。
kmchanさん
こんにちは!
オフィスネットワークの道廣と申します。
47歳とのこと。私は昭和38年生まれです。もしかしたら同級生かもしれませんね。
さて、お悩みの件、諸事情はあろうと思いますが、悩みに悩んでいる状況からするとリクエストをしてみる方が良いと思います。
今の悶々とした気持ちを持ち続けること自体が健康に悪いことだと考えます。
但し、建築会社の工事担当者と責任者がどのような見解を示すかは不明ですが、相手はびっくりすることは間違いないと思われます。
しかしながら、建築士はkmchanさんから『終の住処となるであろう、一軒家』という住宅の用途は確認して設計していると思います。建築を志望して業界に入った建築士有れば、設計イメージと実態が違えば大変な問題が発生していると認識しているはずです。
建築士がデザインしている図面に対して施工しているのか、それとも顧客イメージに対して施工しているのか、現実は前者ですが、法令を順守しながら、顧客の要求を満足させることが、営業担当、設計者、施工者の使命で有ることは誰も否定できない目的です。
その目的のため、最善の方法を顧客要求(納期、費用、安全性、品質等)に合わせて対応するのが仕事です。
今回は、可能な限り『用途に応じた設計』になっているか、すなわち『終の住処となるであろう、一軒家』の要求を満足している住宅になっているか、利害関係者全で早急に議論することが賢明で有ると思います。
今回の契約関係が判らないので無責任な事は書けませんが、建築会社は正しいプロセスで説明責任を果たしながら説明をして、了解を得ながら施工をしていると言うと思います。
但し、設計者からの最前線の妥当性確認方法は、模型とかウォークスルーイメージかも知れません。感情的な議論にならないように、コストを最小限になるような建設的な議論をされては如何でしょうか?
誰も否定できない最良の住宅は、『お客様が満足する住宅を建てて、生涯ともに良いお付き合いをすること』だと思います。
頑張ってください。最良の『終の住処となるであろう、一軒家』が出来ることを祈念しております。
ご参考になれば幸いです。
ps
余談ですが、深夜に知恵を絞るよりも早起きして考える方が良い知恵が出ると思います。
失礼しました。
補足
上記ですが、
誰も否定できない最良の住宅は、『お客様が満足する住宅を建てて、生涯ともに良いお付き合いをすること』だと思います。
を以下のように訂正します。
誰も否定できない最良の関係は、『お客様が満足する住宅を建てて、生涯ともに良いお付き合いをすること』だと思います。
文書は難しいですね。失礼いたしました。
可能なら、理路整然と話が出来る第三者をたてて話をしても良いかも知れません。
頑張ってくださいね。
志田 茂
建築家
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まずは、話をしてみましょう
志田茂建築設計事務所 志田です。
ご希望していた事がうまく伝わっていたのか、理解していたのか、、そこに至るまでの経過は別にして、
今現在、「お母様の部屋が暗い」という現実に対して、建築会社に対してためらわずに話をしてみましょう。
「えっ、作ったものを変えるの?」っていうは、現場の人間にはありますよ。
「責任は?」とか「費用は?」という事も出てきます。
でも、今話をしないと、、不満のまま終わっていまいます。
(終わってからでも変えられない事ではありませんが)
施主と施行者は、主従関係ではありません。
工期の問題や、発生する費用など、いろいろ出てきますが、ご両親が気持ちよく暮らせるよう、
みんなで考える事が必要です。
ただ、、実際のこれからの生活を冷静に考えて、、本当にお母様の部屋が明るくないといけないのか・・ 寝るまではリビングで過ごすのだから大丈夫じゃないか・・・ なども、今一度、考えてみてください。
よい結果が出ますように。。
(現在のポイント:-pt)
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