対象:ペットの医療・健康
RE:乳がんとコロナウィルスについて
1.しこりが腫瘍なのか、膿瘍(菌による感染)かにより大きく治療法や予後が変わります。腫瘍であった場合で、なおかつ乳腺の腫瘍であった場合、悪性か良性かにより、今後が変わります。乳腺の腫瘍では、猫は9割が悪性です。治療法は乳腺を外科的に摘出するしかありませんが、現段階で肺や他リンパ節に転移していた場合予後不良です。良性か悪性かを判断するには腫瘤自体をとって病理検査を行うのが一番確実です。それ以外の方法では確定できないことも多いです。硬さや見た目で良性、悪性は判断できません。場合により、腫瘍の周囲に感染が起きている場合もあります。2週間経過を見てやはりしこりが残るようであれば、外科的に治療することを考え、麻酔前の健康状態の評価、転移の有無の確認として、血液検査、尿検査、レントゲン検査等を行っていくのがよいのではないでしょうか。
2.コロナウイルスですが、抗体をはかる方法と遺伝子で検査する方法とあります。抗体価が800だからといって必ず発症するわけではないですし、もっと低くても発症するケースもあります。しかし発症すると致死率は高く、治療法もまだ確立されておりません。もしご心配であれば、遺伝子検査も行ってみるのもよいのではないでしょうか。予防的にインターフェロンや、サプリメントを行うことは悪くはないと思いますが、今すぐでなく猫の状態を見ながら検討していってもよいのではないでしょうか。
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この回答の相談
往診専門病院を見つけ往診に来てもらいましたが、次々と言われてしまうので今回質問させてもらいました。
●1匹は14才メス。全く外に出ません。
胸にしこりがあり、怒ってあまり細かく見れず「し… [続きを読む]
Srmrさん (埼玉県/32歳/女性)
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