対象:投資相談
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分配による口数増加はメリットなし。
はじめまして、FPの岩川です。
おっしゃるように、勘違いされやすいのですが、
投資信託は、再投資の回数が多ければ、逆に複利効果が高いと思われる方も結構います。税金が引かれても、利息が利息を呼ぶと考えるのでしょう。
しかし、実際の投資信託分配金の再投資は、口数は増加しますが、
その分、基準価額が下がりますので、手持ち資産を計算すれば気づきますが、有利不利もありません。税金が引かれるだけ不利になります。
「分配金によって口数が増えても、有利にはならないのです。」
税金分だけ、不利となるわけですから、納税を先送りにできる
分配金の回数が少ない、または、分配しないのが有利になります。
投資信託は、投資先の債券、株式(企業の仕組み)が再投資による複利効果を持つだけで、投資信託が、計算で成り立つような複利運用にはならないのです。
参考までに、8年前に設定された外国債券のインデックスファンドで
「分配実績なしのファンドがあります。」
基準価額は、現在、約15,000円です。
つまり、1,000万投資をすれば、約1,500万の評価です。
探せばあるんですよ。
補足
参考までに、
毎月分配型で、効率的と考えられる海外債券ファンドがあります。
つい先月設定された、「上場インデックスファンド海外債券毎月分配型」
海外債券のETFです。
このETFは、あなたのお考え通り、毎月分配が有利と考えることができます。
ETFは、投資先である債券の金利収入等を再投資できず、分配時までキャッシュとしてファンドで保管されます。
つまり、分配時まで現金保管されている期間は、運用機会の損失にあたいすると考えられるのです。
ETFは、投資信託と異なる仕組みであることから、受け取れるものは、早く受けり、ご自身で再投資した方が有利になると考えられるわけです。
但し、現実的には、少額投資ですと売買単位に満たず、再投資は困難と思われます。
いずれにしても、長期投資向きではないですが、毎月入金を目的としている方には、理にかなうファンドです。
ご質問があれば、気軽にどうぞ。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- ( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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この回答の相談
良く理解できないので相談させていただきます。
現在、外債の毎月配分を行なう投資信託の購入を検討しています。
これまでのアドバイスを聞いていると、どなたも毎月分配の再投資は効率が悪いと言われて… [続きを読む]
素人ですさん (千葉県/36歳/男性)
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