ご主人が債務整理中の住宅購入に関して

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

既婚者である「たま」さんが住宅ローンを借りる場合、
通常の銀行であれば配偶者であるご主人が連帯保証人になります。
したがって、通常の金融機関で、住宅ローンを組むことは
実質的に無理だと思います。

ご主人が債務整理中の状態で、奥様である「たま」さんが住宅ローンを
組む方法としては、フラット35を活用する方法があります。
フラット35であれば、各個人の収入のみに依存した借入となるので
返済比率等の規定にそった借入ができると思います。
(ご主人が、連帯保証人になる必要はありません)

また、フラット35においては、勤続年数を考慮しないケースが
多いので、条件さえ整えば、現状でも「たま」さん名義で
住宅ローンを組むことができるかと思います。

ただし、仮に「たま」さんの年収が120万円程度(月10万円で計算)
とすると、その他の借入等がないとして、計算上は、
最大800万円くらいの借入が限度となります。

残念ながら、債務整理が終了しても、その後7〜10年くらいは
個人信用情報上の記録として残ってしまうので、
その記録が消えるまでは、ご主人では借り入れができません。

「たま」さんで借入をして購入するメリットとしては、
今すぐにでも住宅購入を検討できることですが、
デメリットとして借入の金額が少なくなります。

現状で、親族等からの資金援助等が望めず、
「たま」さんご夫婦のみでマイホームを購入する方法としては
不動産購入諸費用分の頭金を貯めて(もしくは親族等の他人から借りて)、
「たま」さん名義で、フラット35を活用して、借入可能額までの
物件を購入する以外の方法はないと思われます。

現状の生活形態としては、
なるべく生活費にお金がかからないように倹約して、
債務の整理を最優先に対応していくことだと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。