対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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リアセットアロケーションのお勧め
カンチャン 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
今年に入り、多くの証券会社・金融機関から劣後債や劣後債に関連する商品が販売されています。株式ファンドの低迷と、国内債券(社債等)の販売が堅調なことと、金融機関の不良債権や株価低迷に因る資本充足のため、劣後債が売り上げを伸ばしています。
一つの流行とお考えください。
と為ると、保有されている株式ファンドを購入された時期を思い出して頂くと、お分かりになると思いますが、当時の流行は新興国やBRICS関連の株式と、高利回り債でした。
その時々の流行を追いかけるのは、あまりお勧めできません。ご購入になるにしても、資金の一部を投入されるようお勧めします。
私は、現時点の環境は、債券は価格が高い(金利は低い)レベルにあり、債券と株式の相関からは、株式の回復期にあるものと考えています。
その様な観点からは、株式をもたれても宜しいのですが、如何せん新興国への片寄が大きいように思われます。
様々な実証研究によれば十分に分散されたポートフォリオで組む資産運用の成果の91%は当該資産配分によって決まると報告されています。
私は、パニックからの回復途上にある今が、リアロケーションのチャンスと考えます。
資金の、国内と海外への配分、債券の国内と海外の配分、株式の内新興国への配分(新興国の高利回り債券は除外)を方針として決定されて、その配分に則り試算の配分をお勧めします。リスクが高い(変動率が大きい)新興国への配分は10%程度にされるようお勧めします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
補足
なお、アクティブファンドの成績はインデックスを超えるものが少ないのが現状です。
ご存知の通り、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
これはインデックスが購入できれば市場全体を購入することと同じになり、市場の平均の成果を得られる点と、コストが抑えられる有利さから導かれるものです。
現在では、国内でも上場投信=ETFが増えておりますし、海外のETFも購入できます。
例えば、インド株に投資するならばMSCIインド指数に連動するETFがありますし、新興国25ヶ国の株価指数MSCIエマージング指数に連動するETFも購入できます。米国のハイイールド債に連動するものもあり、それらを組み合わせることで、ご自分のリスクに合わせたご自分ファンドが作れます。
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
マイファンドレポートをご紹介します。
株式ファンド(ETF)の回復度合いがわかります。
http://www.officemyfp.com/myfundreport-21.html
(現在のポイント:-pt)
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現在証券会社の商品で以下の海外株式および債券に投資しています。1.ピュア・インド株式ファンド2.クロッキー・グローバルセクター・ファンド3.インカム・ストラテジー・ポートフォリオ4.中東… [続きを読む]
カンチャンさん (奈良県/49歳/男性)
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