対象:住宅設計・構造
樋口 好伸
建築プロデューサー
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今よりも、変化する未来を見据える。
こんにちは!よめさん
地形や大きさ、細かい諸条件などが不明ですので具体的な間取りと言う事には触れませんが、
僕なりに考え方を少し、お話しさせて頂きます。
先ず介護を見据えての間取りですが、ご存知の通り、寝室と水回りを隣接させる事、導線の廊下幅を広く取る事は基本的な事です。一つ加えるとしたら、将来的に寝室内にトイレを設置する為に、予め給排水の配管を寝室の床下まで持ってきておく事も考えられれば如何でしょうか?
一日の使用頻度を考えるとトイレは相当な回数になることと思います。
介護する側の労力も相当の負担になり、される側も頼みにくい事で、水分接種を我慢したりでストレスも相当重なる事と思います。少しでもベットとトイレの位置を近くする事は両者に取っての負担を軽減させる為の工夫だと思います。
変化する未来を見据えての間取りに関しては基本的な押さえをする事、(寝室、水廻り、導線幅)と可変性を持たす為の工夫をする事だと思います。
具体的には広い空間に床、天井先行の施工をすればと思います。
広い空間を実現するには“柱”の少なくてすむ構造を考えなければなりません。
RC構造や鉄骨構造、木造ラーメン構造(SE構法)などが考えられます。
床先行の施工は広い空間に床と天井を先に仕上げ、その上から間取りを構成する仕切り壁を設置する方法です。
通常は壁先行で施工を行いますが、この場合間仕切りの撤去や移動などの際には床の補修や張り替えなどの手間が出てきます。
床、天井先行にしていれば基本的に壁の撤去や移動、追加だけで、変化すライフスタイルに合わせ、間取りの構成を変えやすい状態になると言う事です。
家族の変化に合わせた間取り変更をその都度考えられるような『我が家』になればいいですね。
ぼんやりとした答えですが、多少のご参考にして頂ければ嬉しく思います。
感謝。
for the children
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LIVES FACTORY higuchi
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