対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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2階柱下に柱があるかどうか
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東風平さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
「通し柱」とは、1階〜2階連続した1本の柱に、水平部材の胴差し(梁)が取り付くものを言います。
1階・2階、同じ位置に柱はあるが、胴差しが通っている柱を、「管柱」と呼びます。
通し柱は、軸方向力を間違いなく伝えることができるため、地震時に軸方向力の大きな4隅は原則通し柱としています。
隅でも梁を優先する場合があり、その時は管柱となりますが、柱端部の金物で力を伝えることができます。
ご質問の「通し柱でない」というのは、2階の隅柱の下(1階)に柱がない、ということでしょうか。
1階・2階柱は通っていないけれど、同じ位置に柱があれば、上記管柱で問題ありません。
2階柱下、1階に柱がなければ、おっしゃるようにこれは「おかぐら」です。
これは、不可能ではないのですが、簡単に「金物で補強するから大丈夫」というようなことでなく、構造的に特別な配慮が必要です。(事例は多い事も事実ですが)
構造専門家(構造建築士等)に相談されることをお勧めします。
参考にしていただけたら幸です。
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評価・お礼
東風平 さん
回答ありがとうございます!
お見込みの通り、2階の隅柱の下の1階には、管柱がありません。
事例が多いというお話ですが、それでも不安なので、もう一度設計士の方に詳しく話を聞いてみようと思います。
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この回答の相談
現在、初めてのマイホームを建てるべく、工務店の担当者と相談に相談を重ねております。
間取りや設備・開口部・エクステリアなどもほぼ決まり、工務店に平面図を出してもらったのですが、ここで… [続きを読む]
東風平さん (神奈川県/28歳/男性)
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