対象:ペットの医療・健康
横隔膜ヘルニア
横隔膜ヘルニアが、先天性のものなのか、生まれた後、事故などで敗れたものなのかの判定はとても難しいものがあります。 当院で、これまで2度、先天性の横隔膜ヘルニアの手術をしました。 先天性ものだったと、ここで書けるのは実際に開けて見てみたからです。 先天性の場合は、お腹の中、胸の中のどこにも、全く癒着が起こっていません。 後天的なものでは、少なくともどこかに癒着が起こります。先天性の横隔膜ヘルニアでも、手術で修復できる場合もたくさんあります(ヘルニア孔がとても大きくて、縫合が不可能な場合もあります)。
前述した当院の2ケースでは、手術翌日に退院し、現在も元気にしています。
当院の2カースはどちらもメスのネコちゃんで、妊娠してしまって、呼吸が苦しくなり(胎児が入った子宮が胸の中に入り込んでいました)救命のために、開腹を決定しました。
最近、優れたCTを持った病院、検査センターがあって、お腹の中を3D画像で描出できるようになりました。 このCTで見れば、ヘルニア孔の大きさが術前に大体分かると思います。
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この回答の相談
10ヶ月になるメスの猫を飼っています。体重は1.6キロです。
ここ1ヶ月、急激な体重減少と食欲減退によりかかりつけの動物病院で検査をした所、
先天性の横隔膜ヘルニアだと判明しました。… [続きを読む]
マキコさん (埼玉県/28歳/女性)
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