住宅ローンが残っている場合の財産分与

はるこでございさん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。

さて、ご質問の住宅ローンが残っている場合の財産分与についてですが、
基本的な考え方は、離婚時を基準として、プラス財産である不動産の評価額とマイナス財産である住宅ローンの負債額をそれぞれ折半することになります。
はるこでございさんのケースでは、離婚後は不動産の名義はご主人が100%取得し、実際に住み続けること、また住宅ローンもご主人が全額返済することから、本来はるこでございさんが取得するはずの不動産の評価額の半分と負担すべき住宅ローンの半分の差額を財産分与としてご主人からもらうという解決の仕方が一般的であると思います。

したがって、(2000万円-1780万円)÷2=110万円をご主人から財産分与を受けるということで話をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、その他の財産や離婚条件との関係で財産分与の額は変わってくると思いますので、具体的なご相談はお近くの弁護士になさってみるとよろしいでしょう。
少しでもはるこでござさんのご参考になれば幸いです。

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