紙幣の価値

じょー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。

ご質問の件、実際に借金が返せなくなって、お札をどんどん印刷している国は、ありますよ。

最近だと、ジンバブエという国が、大量に発行しています。しかし、ハイパーインフレが、同時に起こって、たいへんな状況になっています。

ちなみに、日本銀行券というのは、日本銀行が発行する借用証書のようなものです。昔は、兌換紙幣といって、価値の裏付けとして、金(ゴールド)が採用されており、金と交換できることになっていたのですが、今は、裏付けは必要ないことになっています。

つまり、今は、日本銀行券の価値の裏付けは、日本国そのものということになります。日本という国を世界中の人々が信用しているから、日本銀行券が価値あるものとして、流通しています。

発行枚数等は、今は、電子マネーも増えていますから、流通量に応じて印刷しているのではないでしょうか。(すいません、この点は、わかりません)

なお、日本銀行は、バラマキではなく、お金を貸すカタチで、市場に資金を供給しています。

「主要国のトップ会談で一斉に借金を無しにしよう!」は、それぞれの国の利益や通貨の価値を守るため、現実的には、無理と思われます。

もちろん、通貨の価値が失われることで大損する人たちも出てきます。日本でも、大昔に「徳政令」をやったことがありますが、多くの人の反発を招いたようです。

それに、通貨の価値がなくなって、すべて物々交換になってしまうと、経済の機能が失われてしまいますよね。

以上、ご参考にしていただけると、幸いです。