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外貨MMFの投資先
FPの岩川と申します、はじめまして。
一ずつ説明します。
外貨MMFは、外国の短期債券への分散投資商品です。
まず、債券は、国や企業を相手に、お金を貸すことで金利を得られ、償還日には元本が返還される商品です。
冒頭で申し上げましたが、
外貨MMFは、債券(短期債券)をたくさん保有(分散投資)した商品です。
ちなみに国内の短期債券への分散投資商品は、円建てMMFです。
債券は、償還まで保有すれば元本が返還されますが、途中で売買により換金することが可能です。したがって、毎日売買すされることで債券評価(価格)が変動しています。
つまり、価格が変動する債券に分散投資をしているMMF(国内も外貨)も、毎日価格が変動することになります。
外貨ベースでは、円建てMMFと同様に元本の割れる可能性は少ないといえますが、円ベースで考えると為替の影響を直接受けますので元本割れの可能性もあります。
もちろん逆もあります。
■外貨MMFの注意
実際に資産形成に使用する場合の注意を申し上げます。
●短期における注意
運用益(金利収入)以上に、為替が変動すれば、収益は一瞬にして消滅する可能性があります。
資産が殖えるかどうかは、為替相場次第となりますので、
「上がるかもしれません」が「下がるかもしれません」
つまり、短期では「予測」に頼る投資となります。
資産形成というよりは、余裕資金で行う投機と考えられます。
補足
●中、長期における注意
十分な運用期間があれば、為替の変動以上の収益が期待できます・・・・
しかし、ここで忘れてならないのは、外貨MMFは「短期債が主な運用先」である事です。
中、長期の場合は、「中、長期債を運用先」としている「外債ファンド」の運用益が高くなるのと考えられます。
つまり、同じ為替のリスクを取っているのに、リターンに違いが出ます。
ですから、はじめから長期運用と分かっていれば、外貨MMFを選択する必要は薄れます。
株や債券は、上下をしますが、資産価値を守る役割を果たします。
サブプライムローン問題だから低リスク商品に投資する。
(好景気の兆しが見えたら、高リスク商品を購入するのでしょうか。)
それでは、過小評価される商品を購入することは、難しい考えになります。
短期は別ですが、長期投資は、市場に関係なくはじめてよいのでは
ないでしょうか。
不明なことがあれば、気軽にご質問ください。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- ( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
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この回答の相談
20代です。
サブプライムローン問題で今現在世界的に通貨価値が日本円に比べ価値が低下していますよね。
今の日本は年金問題や社保庁の横領など未来が不安です。
その為私は貰えるかどうかが怪しい… [続きを読む]
子狸ぽんたさん (東京都/22歳/男性)
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