対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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分散投資をお勧めします
takodayo 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
5年後の住宅取得資金は、リスク商品への投資はお勧めしません。ましてやNZドルはハイリスクですがリターンがハイになる保障はありません。
通常高金利国(NZ、南ア、東欧等々)の通貨は、低金利国(円)の通貨に対して減価します。
高金利国はインフレ率が高い国です。
例えば、日本のインフレ率が1%でNZが5%で、1ドル50円としますと、今日日本円100円で買えた物は5年後には、105.10円の価格が付きます。NZでは同じ品物は2ドルドルですが5年後には2.68ドルになります。そのときの為替は1ドル約39.22円になっています。
従いまして金利に引かれて購入するよりも、各国の通貨に分散されることをお勧めします。例えば、ドル、ユーロに分散などです。
但し、外貨定期預金は外貨MMFに比べて為替手数料も高く金利が安いことが多いのであまりお勧めできません。
外貨預金と外貨MMFどちらがお勧め
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/24556
外貨の交換手数料と比率
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/19179
なお、リスクを取っても収益を狙うのであれば、国内外の株式への分散投資をお勧めします。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式という5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分した場合、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、単年度の運用結果の95%は-12.5%から19.5%の範囲に入ります。
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
補足
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
これは、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンですので、中間コストは低いほど、投資家が利益を得るチャンスが大きくなる。
インデックスが購入できれば市場全体を購入することと同じという発想で、創出されたものでファンドマネジャーの運用も長期的にはインデックスを上回ることが困難なことが実証されています。
従いまして、資産配分方針に基づき、保有資産ではインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンドを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
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