対象:財務・資金調達
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澤田経営研究所 澤田和明
経営コンサルタント
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資金繰り改善の考え方
経営は、資金繰りに始まって資金繰りに終わると言って良い程会社経営にとって本質的な問題です。しかし、資金繰りの改善は、小手先でできるものではありません。ここでは文字数の関係で資金繰り改善のポイントだけを記します。
1.資金繰りの考え方
倒産の直接の原因は資金ショートにあることを理解する
資金繰りの失敗は黒字企業でも倒産する=赤字でも資金繰りがつけば倒産しない
資金の入りと出のバランスを図る
利益と資金の違いを理解する→売上ー原価ー固定費=利益、収入ー支出=資金収支で売上代金の回収と原価や固定費などの支払にタイムラグがあるため利益=資金収支にはならない
資金ショートの原因を知る(利益の減少、売上債権の増加、在庫の増加、仮払や立替・貸付などの増加、仕入債務の減少、預かりや前受けの減少)
資金繰りは経理だけではなく、会社全体で取り組まないと改善できない
キャッシュフロー経営を目指す=売上・利益ではなく現金の獲得に重点を置いた経営
2.資金繰りを楽にするポイント
資金繰り表は必ず作り、最低6ヶ月先までを作成する
経営計画に基づいて資金計画を立てる
売掛金の回収を徹底する、過剰在庫は絶対持たない
支払は回収の後にする、仕入は締日が過ぎてから行う、掛けで売るなら掛けで仕入れる
借入先の多様化を図る、短期借入を長期にシフトする、公的融資を活用する、助成金を利用する
遊休資産を処分する、不採算事業は撤退する、設備投資はキャッシュフローの範囲で行う
3.ピンチの時のポイント
生保で資金を調達する、小規模企業共済の貸付制度を利用する、倒産防止共済に加入しておく
売掛債権担保融資を利用、売掛金を売却する、得意先が倒産したら公的融資を受ける
災害で被害を受けたら復旧資金を借りる、積立をやめる、借入の返済を棚上げする
町金に手を出さない
まだまだありますが書き切れません。参考になったでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
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地方で、主人と共に小さなブティックを経営している者です。これまでは経理担当の事務員を1人雇い入れていましたが、経営状況が厳しくなってきましたので、今後は私がその業務を見… [続きを読む]
All About ProFileさん
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