対象:ペットの医療・健康
RE:糞線虫がいるといわれました・・・
糞線虫は確かに公衆衛生上重要な寄生虫です。糞線虫は、長さが2mmほどの糸くずのような虫で、人や犬の小腸上部の粘膜に寄生します。世界的には熱帯から温帯にかけて広く分布していますが、国内では奄美・沖縄などの南西諸島が主な流行地です。
犬の糞線虫症は、感染した犬のフン便と一緒に排泄された糞線虫の幼虫が、口から入ったり、皮膚を穿孔することで感染します。犬の体内に入った糞線虫は小腸に寄生して、消化器に障害をもたらします。成虫になると体長約2mm程度の大きさで、小さいために肉眼ではほとんど分かりません。人への感染は土壌中にいる幼虫が皮膚から入ってきて起こる事があるようですが、現在は奄美・沖縄でも新しい感染は起こっていないようです。
子犬の糞の取扱など十分注意していれば問題はないとおもいますが、家族の方が下痢などの症状を起しているのなら検査されたほうが良いでしょう。診療科目は内科だと思いますが、いくつかの病院に問い合わせてみたらいかがでしょうか。
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どすこいママさん (宮城県/41歳/女性)
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