対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資方針の再考とパッシブ運用をお勧めします
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にゃんく 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
資産運用をインデックス投信からお初めになられた由、素晴らしい選択と考えます。現況は世界的な株式価格の低下局面で債券高のの状況、為替は極端な円安が半分程度是正された状態です。従いまして、現在の株式の含み損は甘受せざるを得ないとお考えください。
その上で、投資方針:資産配分を再考されようお勧めします。
ご承知とは思いますが、様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式の4資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、4資産に均等配分した場合、期待リターン(期待収益率)は4.3%でリスク(標準偏差)は8.7%ですので、年間の運用の68%が-4.4%〜+13.0%の範囲になります。最悪ケースでも-12.5%に収まります。国内株式・海外株式とも、現状は夫々が持つ最悪リターン(-36.0%と-32.0%)には至っていません(標準偏差で-21.0%と-19.5%)です。
資産配分を変えることでリスクのコントロールが可能です。リスクを抑えるには日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、年金積立金管理運用独立行政法人、年金基金連合会や企業年金連合会の資産配分、そして各資産クラス別の期待収益率を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
補足
また、ご存知の通り、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
これは、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンですので、中間コストは低いほど、投資家が利益を得るチャンスが大きくなる。
ファンドマネジャーの運用も長期的にはインデックスを上回ることが困難なことから導き出されたものです。
従いまして、資産配分方針に基づき、保有資産でのETFの購入と、毎月積み立てはインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。ご参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
投資家のポートフォリオに組む商品
http://www.officemyfp.com/fptayori0805.html
常に市場に留まることが勝つ秘訣
http://www.officemyfp.com/fptayori0802.html
評価・お礼
にゃんく さん
早速ご返答いただきましてありがとうございます。ポートフォリオがいかに大切かということを再確認できました。じっくり市場に留まり、混乱せず淡々と投資を続けていきたいと思います。詳しい数字も提示いただき分かりやすかったです。毎月の投資戦略を考え直し、具体的にして実行したいです。また何かありましたら相談させてください。
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