対象:住宅設計・構造
ちょっと心配です。
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大阪で設計事務所をしています。福味と申します。
凄い蔵書ですね^^
3000冊でどの程度の重さになるのかが重要ですが、仮に一冊500gとして3000冊であれば、1.5tonになりますね。
6帖の部屋に収納しているとの事ですが、住宅の場合平米当たり180kgの積載荷重を見込みます。6帖は9.9平米ですので許容重量は9.9平米x0.18ton=1.78tonとなり、今のところ安定を保っているかと思います。
しかし、これは6帖のお部屋に均等に重さが掛かった時の場合ですので、書かれている様にカラーボックスを重ね集中して置かれているとなると、局部的に重量を支えきれなくなっている可能性があります。その為床が沈んで来たのではと推測いたします。
加えて、地震時にその重みが下階の耐力壁に悪影響を及ぼしますので、早急に専門家にご相談される事をお勧めします。
大阪府下であれば殆どの行政が耐震診断の助成金を出しています。5000円程度で耐震診断を受けられますので、市役所にご相談なさってください。
普段はなんとか耐えられても地震時にどうなるか心配です。私のHPに構造の重要性をまとめています。ご参考までに。。。http://www.green-h.org/oadon/jisin.html
評価・お礼
車屋 さん
2018/05/05 10:52福味様御返信ありがとうございます。非常に分かりやすい御説明でよく分かりました。少し安心しました。今すぐに家が壊れるのではと心配しておりました。今日の明け方にカラーボックスの置き方を少し変えて、なるべく均一に荷重が掛かるように置き換えました。素人考えですが、床の沈みを全体的に抑えるような形に変えました。L字に置いているカラーボックスの反対側に、もう少しカラーボックスを置いてそこにも本を収納しました。全体的に床が沈む感じがしております。なんとかこのまま2階で無事に過ごせることを願っています。丁寧な御回答本当にありがとうございます。
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。宜しくお願い致します。私の住んでいる家は築40年の木造住宅3階建てです。私の趣味は本を集めることです。今は色々な種類の本が合計で約3000冊あります。そして、その本を2階の… [続きを読む]
車屋さん (大阪府/28歳/男性)
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