資産価値が下落しづらく、将来売却しやすいマンションとは

はじめまして、不動産売買専門コンサルティングの梅谷と申します。

ご祖談の件ですが、ご購入希望の方たちは確かに「学区」や「周辺施設」を重視する方も一定数おられます。

ただ3LDKで、主なターゲットがファミリー層だったとしても、やはりマンションの立地に関しては、できれば「主要路線の駅近」の方が将来的な売却や資産価値等を考えますと断然有利かと思います。

なぜならば、学区や周辺施設を重要視される方達も、まずは大前提として「駅からの距離の近さ」をクリアしないと、ご希望の学区内であったとしても実際にはご検討されない事が多いからです。

また、3LDKでもお子様のいないご夫婦や単身の方も多くいらっしゃいますので、マンションで駅から遠いというだけで、ご購入希望者の方が物件探しでインターネット検索をされる際には「5分・10分・15分、以内」という様なチェックボックスにチェックを入れて検索するので、駅から遠い物件は該当せず売りづらい状況になり、当然売却価格に影響致します。

なかには、ご主人様が車通勤でご家族も車生活がメインのために、「駅から遠くても・・」という方達もいらっしゃいますが、そういった方達はマンションではなく「駐車場付の戸建」を選択するケースも多いのではないでしょうか。

また、将来的なご売却を視野に入れる際にご注意頂きたいのは、世帯数の少ない小規模マンションよりも、ある程度の世帯数のある大規模マンションの方が管理状況や共用施設が良かったり、管理費や修繕積立金の上昇も緩やかな傾向にあり、小規模マンションに比べると売却価格が下落しづらい事が多いので、その点も含めてお考えになると良いかもしれません。

上記の件、少しでもご参考になれば幸いではございますので、宜しくお願い申し上げます。


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宅地建物取引士・ファイナンシャルプランニング技能士
梅谷晃司