自分自身の気持ちに素直になって

るるか様

はじめまして。
本業はファイナンシャルプランナーですが、近年はドロップアウト専門アドバイザーとしても活動をしていて、高校中退者などからの相談を受けています。
今回のご質問にお答えさせていただきます。

「場に合わせるとか空気を読むだとかにうんざり」
この感性は素晴らしいですね。
多くの人がうんざりしながらも、なんとなくコミュニティから外れるのが嫌で、そのまま自分の感情を抑圧することで解決しようとしてしまいます。
しかし、抑圧を続けた感情はいつか爆発してしまうもの。
また、気づかないうちに、嬉しいとかの他の感情まで抑圧してしまう危険性があります。
感情表現が苦手になるということなので、そのように「うんざり」っていう感情を表すことは大切なことだと思います。

私の場合は何か目的があったわけではありませんが、高校を1年で中退して、公立の通信制高校で一部の単位を取得しながら、独学で大検（現在の高卒認定試験）を取得して大学に進学しました。
ストレートに進むことだけが正解ではありませんから、勉強を自分で頑張ることで時間を作って、今しかできないことをやるのは悪いことではないと思います。
そういうスポーツ選手などもいますしね。

しかし、学校に通いながらアイドル活動などを続けている人は多いはずです。
学校を辞めたい気持ちの理由付けになってしまっていませんか？
しっかりと自分自身に問いかけてみて、最終的には自分で決めるしかありません。
少し学校を休んでみて、考える時間を持つのもよいことだと思います。

これは長年京大でアメリカンフットボールの監督を務めた水野弥一氏の言葉です。
「お前ら、アホやから、京大へ入れたんや。あんなばかげた受験戦争を、何の疑いも持たずに最後までやり抜く。そんなもの頭がよかったらできるか」
本当の意味で頭がよいとはどういうことなのか考えさせられますよね。

いじめられているのでも、友達もいるのに高校2年で悩んでいるあなたは、きっと感性が豊かな方なのでしょう。
学校生活に疑問を感じてることも素晴らしいことです。
そこは自信を持ってください。
そしてあとで後悔をしないように、自分自身の気持ちに素直になって決めてください。

何か少しでも参考になる点がありましたら幸いです。

FPオフィス　クライアントサイド
久保　逸郎
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