対象:年金・社会保険
回答数: 1件
回答数: 1件
回答数: 1件
納得のいく結論を
はじめまして、とらさん様。
社会保険労務士、CFP(R)の牛尾理です。
?手取月額を、年収130万円扶養の範囲と年収160万円社会保険加入の2条件で試算してみました。税理士法に抵触するため、具体的な税額を表示することはできません。ご了承ください。保険料率は今日現在のもの、健康保険は政府管掌健康保険としました。
年収130万円の場合、月額108,000円と仮定。
保険料:雇用保険(保険料率1,000分の6)108,000×6/1000=648円
手取額(税込):108,000−648=107,352円
年収160万円の場合、月額133,000円と仮定。標準報酬月額134,000円。
保険料:雇用保険(6/1000)133,000×6/1000=798円
厚生年金保険(73.21/1000)134,000×73.21/1000=9,810円
健康保険(41/1000)134,000円×41/1000=5,494円
手取額(税込):133,000−(798+9,810+5,494)=116,898円
年収160万円の場合が月額約9,500円多くなります。
補足
追記です。
?将来の年金ということですので老齢年金について考えてみます。
とらさん様の生まれ年ですと老齢厚生年金と老齢基礎年金ともに65歳からの受給となります。老齢基礎年金は報酬とは関係ありませんので省略します。
老齢厚生年金の金額は以下の式で計算されます(平成19年度)。
平均標準報酬(月)額×生年月日に応じた率×被保険者期間の月数×1.031×0.985
式の中に「被保険者期間の月数」が含まれていますので、厚生年金保険に加入する期間が長いほど年金額は増えます。
しかし、年収160万円だったら年金額はいくら増えるのか、という試算はできません。なぜなら、今現在受けられる年金額がわからないので比較できないからです。なぜわからないかというと平均標準報酬(月)額がわからないからです。
平均標準報酬(月)額は簡単にいいますとこれまで厚生年金保険に加入された期間、これから厚生年金保険に加入される期間で支払われた標準報酬額の平均値です(平成15年度以降は賞与も加算されます)。
ですので、160万円を12ヶ月で割って得た標準報酬月額134,000円をあてはめて計算しても意味がありません。
現在は50歳以上でないと年金見込み額はわかりません。今後、年金制度改革で年金額を個人に通知するようなことも言われていますので、それまで待たなければなりません。
試算の結果、手取月額は約9,000円増えるでしょう。将来受ける年金は、加入期間が長くなればなるほど増えます。
試算結果では、とらさん様が結論を出すには不十分のような気がします。近いうちにご自宅を購入予定ということですので、その際必要な金額やこれから見込まれる収入、支出をキャッシュフロー表に数値化してみることをお勧めします。具体的な数字をみることでご自身が納得して結論が出せるのではないでしょうか。
回答専門家
- 運営 事務局
- ( 東京都 / オペレーター )
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
(現在のポイント:2pt)
この回答の相談
再度質問です。現在、夫と子供の3人家族で、子供は保育園に通っています。私は、今年4月から扶養を外れて派遣で働いています。週4日勤務で社員の3/4以上の労働時間のため、会社の社会保険に加入しています。… [続きを読む]
とらさんさん (岐阜県/36歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A