対象:住宅設計・構造
上村 美智夫
建築家
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隣地に高い擁壁がある敷地における住宅設計のポイント
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
擁壁(崖)の高さの2倍の範囲は、何らかの構造上の規制を受ける可能性があります。これは崖が崩れても、建物が倒壊等の被害を受けないようにする為のものです。詳しくはその地域の行政の建築指導課等で確認できると思います。
西側に擁壁があり、3m程高くなっている敷地に、住宅を設計したことがあります。
擁壁面の整備の状況や、風景として見た時の美観上の様子等により、擁壁に面する側の窓の取り方等は変わってくると思います。現状をよく確認しての設計・検討となります。
これは全体を読ませて頂きまして感じたことですが、ならばいっその事、2階にLDKを持っていけばどうかと思いました。
2階にウッドデッキ敷きのバルコニーを計画して、それに面して掃き出し窓を設け、LDKと連続させます。2階の場合であれば、南からの日差しも期待できるでしょうから、南側にリビング、続いてダイニング、北側をキッチン等が考えられます。
2階は1階に比べ柱、壁は構造上少なくて済みますので、屋根裏まで室内空間とすることで、天井の高い解放的な大きな空間とすることが可能となります。
窓からの眺望も1階よりはだいぶ改善されるのではないでしょうか。
画像の説明_01
平塚の家・増築/リフォーム
画像の説明_02
松戸の家/アイソメ説明図
天井の高い、2階リビングとウッドデッキのルーフバルコニーが連続する事例を下記に紹介しておきますので、イメージの参考になれば幸いです。
平塚の家・増築/リフォーム(私のプロファイルのベージ)
http://profile.ne.jp/pf/k-michio/g/l-5982/
http://profile.ne.jp/pf/k-michio/g/l-6330/
松戸の家(私のプロファイルのベージ)
http://profile.ne.jp/pf/k-michio/g/l-5984/
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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上村 美智夫 / Michio Kamimura
PAO建築設計
http://www2.gol.com/users/paoarchi/ E-mail paoarchi@gol.com
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この回答の相談
はじめまして。
今回、二世帯住宅を建てるにあたり、土地から購入することになりました。
土地について、アドバイス頂きたいです。
東道路で間口は9.1メートルです。広さは54.9坪、南北に縦長… [続きを読む]
うさこ0222さん (神奈川県/37歳/女性)
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