対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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南面擁壁の土地について
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擁壁の質問に回答をします。耐用年数は不明です。高さの記載がないので判断は出来ません。
高さが3m以上の鉄筋コンクリート造ならば、40~60年と思われます。
首都圏の高速道路が40年とのことです。擁壁の築造年が高速道路より古ければ60年と見ます。
擁壁による敷地の環境の話です。南と西側が擁壁が有る場合は水は自然の流れで、
当該敷地に流れ込みます。すなわち地面の乾燥期間が短いと予測は出来ます。
それは、南側が擁壁で塞がれている事により通風が阻害されているのも乾燥しずらい要因です。
東側道路で間口(南北)が9.1mならば、奥行き(東西)が19.9mの敷地の形状になります。
当該敷地の間口が最低でも13mもあれば、南側擁壁と建物の距離が5mは確保できます。
であれば、日照と通風が最小限に確保できますし、土地の湿気を排除しながら、
乾燥期間の件も、それなりに改善できます。
現状の敷地形状で、建物の設計のみでの湿気と通風を処理するのは、至難の業と思われます。
以上です。 2014.10.2 中舎重之
評価・お礼
うさこ0222 さん
2014/10/02 14:18
ありがとうございました。
やはり、湿気は抜けにくいですね。
間口がもう少しあれば…と思います。
参考になりました。
中舎 重之
2014/10/02 15:16
木造住宅において、地面の湿気は大敵です。床下に防湿のコンクリートを打設しても、
外壁側の土台や柱の軸組を腐らせる要因を排除出来ないからです。
建物の耐用年数が本来30~40年とすると、此の敷地の環境では、
20~30年の耐用年数と推測します。
当方のコラムに、木造住宅<強い家造り>があります。敷地の地盤にも触れています。
参考に、お読み下さい。
2014.10.2 中舎重之
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この回答の相談
はじめまして。
今回、二世帯住宅を建てるにあたり、土地から購入することになりました。
土地について、アドバイス頂きたいです。
東道路で間口は9.1メートルです。広さは54.9坪、南北に縦長… [続きを読む]
うさこ0222さん (神奈川県/37歳/女性)
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