私はバレエ教師なので・・・

バレエ的な身体の作り方と見地からのアドバイスになりますので、ご参考になるかどうか分かりませんが･･･。

バレエの基礎を正しく身に付けられると、確実に体全体のラインは変わります。
バレエを始めてから、足のラインが綺麗に変わる方は沢山いらっしゃいます。


但しそれは、あくまでも本物のバレエの正しい基礎を理解して、身体の使い方として習得された場合ですが。（正しくないいい加減なものですと、逆に筋肉で太くなってしまう方もいます）


バレエでなくても言える事だと思いますが、基本の姿勢が悪いと重心が下に下がる事から、それを支える下半身に贅肉や筋肉が付き易くなります。


バレエで身体のラインが綺麗になるのは、まず基本に正しい姿勢があります。


そして、足を付け根から外に開く事により、普通の方が日常では使わない身体の裏側の筋肉を働かせる事になり、人間の持っている筋肉の中で一番大きい部分で体を動かせる様になる為、

身体の中に引き上げる軸を持つ様になるので、外ももなどの筋肉を使わない動きになり、細くなるのですね。


バレエは長い歴史の中で、腕も足も人間の肉体をいかに長く美しく見せるかが考え尽くされていて、最大限に引き伸ばし、引き離すのが基礎になっています。


普通の生活では、人間の肉体はそこまで引き伸ばして使う事は無いですし、裏側の筋肉を意識して使う事も殆ど皆無でしょう。

でも、だから本物のプロのバレリーナは皆、均整の取れた美しい肉体を持っているのです。


姿勢で大事なのは、胸を美しく張り、骨盤を起こして膝の裏を伸ばす事で、膝の上にお肉が付かない様に、お腹に集中して引き上げて立つ事が重要です。

しっかりと床にグラウディングした足の裏から、エネルギーを吸い上げて立つ様なイメージと言えば伝わるでしょうか？


もう一つ、バレエで綺麗になる理由は、美しい音楽と共に全身の筋肉をまんべんなく使い、心を解放するダンスで鍛えているという事です。


ですので、スポーツやエアロビクスなどの様に、同じ部分を繰り返し使う様な動きでは無い分、偏りの無い均整の取れた肉体になれるのです。（それは自然に良い呼吸にも繋がり、それがしなやかで細く、強い肉体を生むのですね）


以上、バレエのご説明のみになってしまいましたが、この中に何かヒントになるものが含まれていれば、幸いです。