自分のことを認め、好きになる必要があるように思います。

はじめまして、恋愛アドバイザーの堀江と申します。彼との距離が不安定で、大変お辛そうですね。
彼の女性不信と鬱の問題。そしてこーみ様の、見捨てられるような不安感と、2つの問題が重なっておられるのですね。
文面から察するに、彼はあなたの事を嫌いになっているわけではないでしょうね。ただ、むしろ真剣に考えているからこそ、悩んで「今は距離を取りたい」と言われているのだと思いますので、その点はご安心して良いかと思います。
おそらく彼は、こーみ様の年齢の事なども考え、「結婚」まで真剣に視野に入れて考えていらっしゃるのだと思います。
「子供の成長の事」「自分の心の傷がまだ癒えていない事」などの理由で、近未来的に結婚まで踏み切るには時間が必要と思われているようです。しかしそうそう結論を長引かせて、こーみ様の婚期を送らせてしまうのは悪い、でも付き合ってはいたい、と両方の気持ちで葛藤なさっているように思われます。
多分こーみ様ご自身、冷静な部分では、そうではないかなと思われているのではないでしょうか？

言葉を換えると、「まだ責任を負いたくない（だから自分からはっきり好きだと言えない）」「女性に依存してしまうのが怖い（また裏切られてしまいそうな気がするから）」などの気持ちがあるのではないでしょうか？

こーみ様も「相手を信じたい」気持ちと、でも「嫌いになられるのではないか？」「見捨てられるのではないか？」と「相手が信じられない」という意味では、彼と同じ不安を抱えていらっしゃるように思えます。

お互いに「裏切らない事」「ずっと好きでいてくれる事」という条件を突きつけ合っているように思えます。

レストランに行った時に、看板に｢例えお好みの味ではなかったとしても、絶対に残さずにお食べ下さい｣なんて書いてあったら、どう思いますか？入るのに相当な覚悟が必要になりますよね。

「別に嫌いになっても良いよ」とは思えないとは思いますが、相手にあなたを「嫌いな所もあるなぁ」と思っても良いような自由がないと、しり込みしてしまうと思いませんか？

こーみ様は、相手にずっと好きでいてもらうためには、自分にもそれ相応の条件が必要であろうと、無意識的に思っていらっしゃいませんか？例えば容姿のこと、性格的なものなど。でも果たして、今の自分の条件だけで「ずっと好きでいてもらえる」かどうか自信が無くて、「嫌われてしまうのではないか？」と不安になるのだと思います。

「相手が信じられない」というより「ずっと好きでいてもらえる自信がない」とも言えるかも知れません。
それにはまずこーみ様ご自身が、「自分でもダメだなぁと思う所はあるけど、おおむね今の自分はこれで良い」と自分のことを認め、好きになる必要があるように思います。

誰でも同じだと思うのですが、「相手に（誰にでも）ずっと好きでいてもらうために、自分に必要なもの」なんてそうそうわかるものではありませんし、例えわかったとしても、すべての条件を満たす事など無理でしょう。
「あばたもエクボ」という言葉がありますが、人によっては「あばた」として嫌がられることでも、人によっては「エクボ」に見えて、好まれるということです。またその時その時の精神状態で、何が好きか、嫌かは変るものだからです。

結局は「嫌いな所もあるかも知れないけど、全体的には今のこーみ様を好きでいてもらう」しかないのではないかと思います。付き合いが長くなってくれば、自然と相手が何を求めているのかもわかり、好きでいてもらうためにはどうすれば良いかもわかってくるでしょう。まだ最初では特にわかりませんよね。時間がかかるものだと思います。
「ず～っと全部を好きでいてもらう」ことなど無理なので、「ず～っと相手に好きでいてもらう努力はしますよ」位のお気持ちがあれば充分ではないでしょうか？

こうした不安の源泉は、幼い頃ころからの考え方の習慣などもあり根が深いこともありますので、ぱっと変われるものではないかも知れません。
もし必要性を感じたなら、カウンセリングなどお受けしてみる事をお勧めいたします。

お二人が、お互いに受け入れあって、縛りあうのではなく、自由を認めあわれる様なカップルになれます事を、お祈りしております。