対象:投資相談
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単純化して計算すると・・・
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taichi0216様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
投資信託の譲渡益に対する税率は、復興特別所得税が加わりますので、
今年までは、10.147%
来年以降は、20.315% で計算します。
復興特別所得税は、平成49年まで続く予定です。
上記を踏まえて、乗り換えた方がよいかについては、まず、販売手数料を考慮します。
もしノーロード(販売手数料なし)であれば、普通に考えると、税率が上がる前にいったん利益確定して買い直した方が、必ず有利になるように思えます。
ただし、税金分の約9.6万円は、売却時点で差し引かれてしまいます。
そこをどう考えるかです。
約9.6万円が含み益のまま運用され、その分が結果として、将来、2倍~3倍に増えれば、今年売却しない方が、よかったということになるかもしれません。
復興特別所得税等を考慮すると、ややこしくなるので、仮に投資元本を100万円、含み益を100万円、税率10%→20%として、単純化して計算すると、下記の通りです。
今年売却
200万(100万)税金10万 差引後190万(0万)→2倍で380万(190万)税金38万
差引後342万
今年売却せず、含み益のまま
200万(100万)税金なし →2倍で400万(300万)税金60万
差引後340万
※( )内は、含み益
※ファンド乗換えによるパフォーマンスの差は、不確定要素のため上記では考慮せず
2倍時点で、ほぼトントンになりました。3倍になれば、後者が上回ります。
但し、投資信託は、決してそんなに単純に、複利で増えていくものではありません。
実際には、途中でリバランス等が必要になるのかと思います。
あとは、来年以降、NISA(少額投資非課税制度)も始まりますので、その点も含めて、総合的に判断してみてください。
評価・お礼
taichi0216 さん
2013/12/19 14:35
お礼が遅くなりすみません。
非常に良く分かりました。ありがとうございました。
重ねて質問になってしまうのですが、
結果的に、保有している投資信託を一度売却し、
同一商品を再度購入した
(税金10%分を引いた額なので同額ではありません)
のですが、このような取引は、仮装売買になるのではないのかと
指摘する人がいました。
既に実施してしまったのでどうしようもないのですが、
額が一致しなくても、このような取引は仮装売買に該当する
可能性があるのでしょうか?
個人的には、そもそも投資信託は売買価格が売るときにも買う時にも
わからないのだから、仮装売買にはならないのではないかと思っているのですが、
如何でしょうか?
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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