日本人にO脚が多い理由として挙げられている説

ご相談いただき、ありがとうございます。
台湾の方にＯ脚が少ないことを初めて知り、ご相談内容を興味深く読ませて頂きました。

日本人にＯ脚が多い理由として、大きく２つ挙げられています。

１つは、ましゃみん様が挙げておられた、床に座る生活スタイル。
もう一つは、赤ちゃんの時に行うハイハイ歩きから、早く二足歩行させようとする文化です。
我が子が二足歩行を始める瞬間を楽しみにする親は比較的多く、中には無理やり立たせるケースもあるそうです。
ハイハイは二足歩行をするために、筋肉や骨、神経系の学習にとって大切な時期です。それが不十分な場合、足への負荷が強すぎ、Ｏ脚になるのではないかと言われています。


因みに、Ｏ脚にも二種類あり、構造的なＯ脚と機能的なＯ脚です。

構造的なＯ脚とは、骨や関節の構造上、曲がっている状態です。
これは、上記で挙げた発達の段階での負荷や遺伝的要因によるものです。
この場合は、骨の構造によって起きていますので、形成外科などによる処置でないと、改善は難しいと思われます。

もう一方の機能的Ｏ脚は、全体のバランスが崩れや関連する筋の過緊張などの結果、Ｏ脚になってしまっている場合です。 この場合は、機能的バランスを整えることである程度、改善が可能なケースです。

このようなケースは、当院でも対応していますので、お困りの際はご相談ください。

まとめますと、Ｏ脚予防には、床に座る生活スタイル、赤ちゃんを無理やり早く立たせない、バランスが崩れたら、早めに調整して、必要に応じてバランスを崩す要因で予防できるものを相談する。

ご参考になれば幸いです。



山中英司


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