収入を増やしたいけど制約が心配

現在の状況は、ご主人の年金、加給年金つきとあなたのパート収入ですね。

１）ご主人の加給年金について
あなたが６５歳になるまで、また年収が８５０万円未満であれば支給されます。後９年間は自動的にもらえます。あなたが６５歳になるとあなたへの年金が支給されますので、加給年金の支給はなくなります。

２）パート収入が年収１０３万円以上、月８万８千円以上になると税金の対象になります。１０３万円以下で有れば、ご主人の扶養控除対象となります。
この基準額までは働けることになります。ご主人の年金額にもよりますが所得税の金額を計算してから判断することができると思います。ご主人の所得税が高いようであれば、103万円以下にするべきです。

３）社会保険への加入について
（１）一週間２０時間以上、３１日以上雇用される見込みが有れば保険料はわずかですが、
雇用保険に加入しなければなりません。
（２）一日または一週間の労働時間が正社員の四分の３以上、一ヶ月の労働日数が正社員の四分の３以上で有れば、健康保険や厚生年金への加入が必要です。
（３）ご主人が社会保険に加入している場合、あなたの年収が１３０万円以下ですとご主人の健康保険の被扶養者となることができます。
１３０万円を超えるとあなた自身が健康保険や厚生年金に加入しなければなりません。

「手取り額が減る」「ご主人の配偶者手当がなくなる」という理由で、社会保険の加入条件を満たしているにもかかわらず、社会保険に加入しないことはできません。これに反すると事業主が罰せられることになります。
年収の基準は、所得税の場合は103万円、社会保険の場合は130万円を目安にしてみてください。