対象:お金と資産の運用
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変化に対応しやすい資産運用を
しまん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
定年後の生活資金補助として、ご自身で長期の資産運用に取り組まれるのは、賢明な考え方と思います。
日本の年金制度は、将来的に変更され、受け取れる年金額は、目減りする可能性が高いです。
さて、本題の投資信託の積立構成ですが、お書き頂いたプランでも、間違いではないと思います。
ただ、個人的な意見を言えば、バランス型ファンドは、積極的にはおすすめしません。
問題は、配分が固定されてしまい、マーケット環境の変化に合わせて、ひとつの資産クラスだけ、換金するといったことができない点です。
個人投資家は、機関投資家と異なり、制約が少ないため、大胆に配分変更することも可能です。
したがって、なるべく、資産クラスごとに投信を選び、組み合わせで考えていった方がよいという意見です。
ただし、バランス型ファンドには、無手数料で自動的にリバランスができる点にメリットがあるという意見もあります。
あとは、経済が右肩上がりで成長した時代と、今とでは、市場環境が激変していることにも注意しましょう。
境目は、2000年頃です。
この頃から、世界的にインターネットが普及し、世界同時株安、株高といったことが起こりやすくなりました。
また、最近では、ソブリンリスク(国家債務危機)の台頭などで、たびたび、金融パニックが起こったりしています。
これからの時代は特に、変化に対応しやすい資産運用を意識した方がよいと思います。
例えば、ここ数年は、単純にインデックスファンドを買って、持ち続けるという資産運用よりも、円高トレンドに逆らわない、為替ヘッジを採り入れた資産運用が成果を出していたりします。
資産運用は、誰もが等しく同じ成果を得られるものではありませんので、細かい論点については、経験のあるアドバイザー等と相談しながら進めていかれることをおすすめします。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
37歳会社員(既婚/子なし・男)です。
長期の資産運用(定年後の生活資金補助)として、投資信託を考えています。
運用方針
予定としては、毎月12万円の積み立て。
基本的に長期運用で、余… [続きを読む]
しまんさん (大阪府/37歳/男性)
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