対象:住宅資金・住宅ローン
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物価と地価の違いにもご注意ください
Sutherland様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の件、地価が低く、低金利なうちにこそ、住宅を購入すべき、という考え方は、間違いではないと思います。
ただし、あまり背伸びをせず、家賃並みで返済できるくらいのプランを組むのが無難と考えています。
また、リスク管理上は、変動金利よりも、固定金利で組めるのが理想です。
ちなみに、物価と地価は、基本的に異なるものです。
仮に、日本政府の財政危機などが理由で、インフレになってしまった場合は、消費者物価は上昇しても、その時点で、地価は上昇しないかもしれません。
金融危機で、失業、倒産などが相次ぐ事態になってしまえば、積極的に不動産を買える人も少なくなるはずです。
むしろ、資金繰りに困った個人や企業による不動産の投げ売りが起こって、地価は、一時的に下落する可能性もあるとみています。
一方、円安が進むことで、理屈の上では、資源など、輸入されてくるものが、高騰します。
それが、消費者物価の上昇にもつながりますし、財政危機から課税がさらに強化され、家計に重くのしかかってくることも、考えられます。
給料が増えても、可処分所得が増えないという事態です。
もちろん、そのような事態にはならない方がよいのですが、日本政府は、永遠に借金を続けることが出来ない以上、いずれどこかで、破たんが来てしまう可能性はあります。
ギリシャ危機は、他人事ではありません。
なお、今の経済環境で、個人的にベターだと思う選択は、賃貸+金融資産運用の組み合わせです。
この組み合わせの良いところは、流動性の高さです。
不動産は、いざという時に簡単に売れるものではありませんが、金融資産は、ものにもよりますが、一般的にはすぐに換金でき、状況に応じて、他の種類の資産に動かすことも容易です。
将来を完全に見通すことはできないものの、流動性を高くしておけば、局面に応じた対応がとりやすいということです。
なお、上記は、リスクコントロールの舵とりが重要という意味であって、単純に、何かを買えばよい、何かを買うべきではない、という話では、もちろんありません。
あくまでライフプランを基準にして、対策等は、個別に検討していくべきだと私は思います。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家

- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
いつもお世話になっております。
住宅の購入時期について質問させて下さい。
当方31歳の既婚、額面年収約650万。妻は専業主婦(今後もせいぜいパートのみ)、子供はまだ居ません。
※私の家計に合わせた具体… [続きを読む]
Sutherlandさん (千葉県/30歳/男性)
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