対象:年金・社会保険
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松永 文夫
ファイナンシャルプランナー
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円建て定額年金保険
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julia-japanさん、こんにちは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。
まず「定額年金保険」とは、契約時に将来の受取年金額が確定する生命保険商品です。そして、据置(運用)期間中に万一のことがあった場合には、指定した受取人に死亡保険金が支払われます。
※一方、株式や外貨建て資産を運用対象として運用結果次第で受取額が増減する商品として「変額年金保険」があります。
定額年金保険には外貨建ての商品もあります。「円建て」と表記されているのは、通貨を明示しているだけです。為替リスクも無いということですね。
この商品のメリット・デメリットは次の通りです。
(メリット)
・相続時に生命保険の非課税枠を活用できます。
今は「500万円×法定相続人の数」が非課税枠です。・・但し、これは縮小の方向で検討されています。
・保険料の払込み期間中は、一定の要件(税制適格要件)を満たせば生命保険料控除(所得控除の一つ)の内の個人年金保険料控除が受けられます。
・受取りを終身にすれば、長生きリスクに対応できます。
(デメリット)
・一般的に、他の運用商品に比べてコスト高(返戻率が低い)です。
・将来のインフレリスクに対応できません。
・中途解約の場合、解約返戻金が払込保険料総額を下回ることがあります。
また、一般に定額年金保険は予定利率(積立利率)が据置期間を通じて固定されるため、利率が高いときに加入する方が有利となります。
現在のような低金利時に加入される場合は、変動金利タイプのものを選択されるほうが良いでしょう。
定額年金保険といってもさまざまです。是非、よく見比べた上で加入を検討してください。
また、ご承知の通り運用手段は他にも色々とあります。今は厳しい環境ですが、将来のインフレ対策も含め、引き続き分散投資を心がけることをお勧めします。
以上、ご参考にしていただけましたら幸いです。
FPコンサルティングオフィス 代表 松永 文夫
http://www.fp-consul.jp/
評価・お礼
julia-japan さん
2012/01/18 22:22
ご丁寧にありがとうございます。急な出張の為、お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
おかげさまで、メリット、デメリットが良くわかりました。
現在のような状況では、長期のものは購入せず短期で運用していく方が良いかと思いました。また仰られるように、株、為替も非常に厳しい状態ですが、分散投資を続けながら様子を見ていこうと思いました。
松永 文夫
2012/01/18 23:50
ご評価をいただき、ありがとうございます。
今のような厳しい環境のときこそ、基本に立ち返った運用を心がけることが必要だと思います。
また不明な点等ありましたら、何なりとご質問ください。
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